日本からYC選出は10年ぶり、世界のDX推進「テイラー」を創業したのはあの連続起業家
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注目のコメント
これは間違いなく来ますね。
SalesforceはCRM側に特化しつつ、プラットフォームを提供しています。その結果、サードパーティモジュールを組み合わせればまさにERPとして機能します。
テイラーの場合はERP側をプラットフォームとしつつ、さらにERP内のビジネスロジックまでもノー(or ロー)コードで構築できるようで、機能の拡張も当然できるでしょうから、完全にEPRとして鎮座する基幹システムになりますね。
SAPやOracleが取りこぼし、既存プレーヤーでも勘◯奉行などの今いちイケていないベンダーの多いマーケットですので、チャンスありです。
もちろんグローバルレベルだとMS Dynamicsなどの強力な競合がありますが。
日本のERP環境に関して言うと、なんら競争優位につながらないカスタマイズをしているような会社がたくさんあります。システムとしての利便性を活かすのはいいですが、目的はそこではないはず。
せっかくシステムを入れたのにやっていることがより複雑になったり、担当者の自己満足で見事なレポートを出しても経営視点では誰も使っていなかったり、ということも多々あります。
Tailorの場合は、その自由度をどのように活かすかが大きなポイントになりそうですね。作り込もうと思えばなんでもできるわけですが、それが決して業務効率化や競争力の向上につながるとは限りません。
むしろシンプルでスピーディである方がBetterかもしれません。
このあたり、ユーザー側の企業がどのようにTailorを活かし成功事例化するのかがその後のマーケティングに大きく影響しそうですね。テイラーが米著名アクセラレーターのY Combinatorに採択されたようです(10年ぶりとなっていますが、正しくは15年ぶりかと。以下①)。日本人創業で日本拠点は初めてですね。創業者は柴田陽氏とmercari R4D責任者の高橋三徳氏。
YCのMichael Seibel CEOによると、だいたい1万5,000〜1万6,000件の応募から半年で約400社を決定しているが、そもそも日本からの応募は数えられる程度。
その理由としてアメリカ、ケイマン諸島、シンガポール、カナダで法人登記していることが応募条件であることが挙げられそうですが、言い換えれば無視されていると言っても過言ではないと思います。そんな中、選出されたのはめちゃくちゃすごいですし、これからの事業展開に注目したいですね。
テイラー コーポレートサイト:https://www.tailor.tech/
なぜテイラーはYCに参加するのか(あるいは2回目起業のスランプについて)
https://note.com/tailortech/n/nd2082a33d16f
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①YC日本拠点の採択企業:https://www.ycombinator.com/companies?regions=Japan
FONDの福山さんはIT業界のイチローに会うために米国で起業し、Y Combinator創業者のポール・グレアムに直談判したんですよね
なぜ日本のスタートアップからY Combinatorへの応募はほとんどないのか?―CEOのMichael Seibelに聞いてみた
https://newspicks.com/news/6676651
Y Combinatorって今どう? 採択された日本人起業家の体験談
https://newspicks.com/news/6671838
「来るべき不況に備えよ」——Y Combinatorが投資先に伝えた10のアドバイス
https://newspicks.com/news/7098650> 例えば会社業務の中でも稟議申請などある程度、標準化されているワークフローがあります。こういうもののフロントではなくデータベースなどバックエンド側をレゴブロックしよう、という考え方がテイラーなのです。
Notionの高度版のイメージなのかな