人権活動家「融和的」と批判 国連高官の新疆視察
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中国は国連に対する影響力を強めており、国連という権威を利用して中国には人権問題は存在しないと国際社会に示そうとしています。十分な検証ができなかったということは、中国は自らに都合の良い部分しか開示せず、実質的に人権調査を拒否したということですから、それだけでも国連人権高等弁務官が非難するには十分だったと思います。それでもバチェレ氏が中国に利用されることを許容したのであれば、バチェレ氏や国連への中国の何らかの働きかけがあったと疑われ、欧米諸国の不信を買うことになるでしょう。
注目のコメント
チリで2回大統領を経験したバチェレ氏の父は1970年代におけるチリのピノチェト軍治政権時に拷問されて死亡し、彼女自身も拘束された過去があり、人権抑圧や独裁国家を良しとする人ではない。
人柄には定評ある同氏だが、他方で実務や政策判断では2回の政権時にいずれも疑問符がついた人でもある(交通改革の大失敗とか、投資保護に関する鉱山会社との約束を反故したとか・・・)
今回の件について私もそんなに情報集めていませんが、直感的には判断ミスしてしまったのかなあと思います。今回の訪中レポート提出をせっつかれているようですので、その内容に注目が集まりますね。