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世界で最も細身の超高層ビル、米マンハッタンに完成

CNN.co.jp
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    建築家、東京大学生産技術研究所特任教授、noiz、gluon

    設計者のSHoPは僕の元所属事務所なので、まずは竣工おめでとうございます!NYのプロジェクトは計画から竣工まで長くかかることが多いんですが、これはほんとに長かった。僕の在籍時からやってるのでもう足掛け15年。。。ご苦労さまです。

    日本ではあり得ないプロポーションというのはその通りですが、そもそも都市計画的にも地価やバリュー的にもこういう与条件が日本に無いだけであって、別に構造的に無理という訳ではありません。今はNYも日本の耐震基準と全く遜色ない基準を設けているので、少なくとも過去30年程度以内に建てられた建物であれば、日本と同等の強度があるとされています。

    このビルも両側壁がガッチガチの構造体になっていて、いわば超巨大なH型鋼を地面に突き刺して、その間に人が住んでいる(なので南北方向のビューは最高です)という構図。そうはいっても、高層部分は風などで相応に揺れるとは思いますが、それは日本の超高層も同じ。

    マンハッタンはミッドタウンあたりで地下の岩盤が地表近くまで上がってきているので、超高層が比較的効率的に建てやすい地理的条件をしています。それを最大限に活かして、セントラルパーク(ほぼ)ど真ん中の軸線を独り占めするこの立地は、世界のビリオネアのステータスと投資対象として十分にペイするでしょう。僕も近くの超高層から似たようなビュー見たことありますが、マジ最高です。

    SHoPは、最先端のデジタル技術を最初期から実プロジェクトに活用した事務所としても知られていますが、同時に開発案件の投資側に積極的にコミットし、設計事務所なのに開発にも少額ながら一枚噛みすることで、投資家や開発者側の目線や立場でプロジェクトの価値最大化をするスタンスで、NY周辺の大きな再開発プロジェクトを多く手掛けていることでも知られています。本記事にもあるJDSなどは比較的初期から協業していたはず。民間の再開発であれば、そういう建築家の関わり方もありですよね。

    日本の場合、逆に開発側にゼネコンが一部だけ噛むことで施工を随契で受けられる立場を獲得して、施工費を釣り上げて開発利益に反しても施工側で儲けるような、不思議な越境型開発が横行していますが(民間なので当事者がよければそれで問題はありません)、開発者が建築家と同じ目線で都市開発するという可能性は、もっと日本でも試みられて良いように思いいます。


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