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日本におけるエシカル意識の低さとジェンダーギャップ指数が世界の下方にあることとは、連動しています。さらにいえば、文化の盗用に鈍感であることも連動しています。
根本は、シンプルなマインドセットです。人ひとりひとりの権利をフェアに守ること。人道にかなったフェアな取引をすること。働く人すべての環境をフェアに守ること。どの文化にも「上」「下」構造をつけず、フェアに敬意を払うこと。
このマインドセットを徹底的に浸透させる(ときにコミュニティや法の監視を借りても)ことが、エシカル(=倫理にかなった)消費と生産につながり、ジェンダー不平等のない社会を創ることにつながります。もちろん、文化の盗用トラブルも激減していくはずです。「エシカル」にはまだ明確な定義はなく、半ば「言ったもの勝ち」のウォッシング(見せかけ)事例があるのも事実です。海外でも数年前、H&Mがサステイナブルと謳う「Consious」シリーズの環境・人権配慮が疑わしいとしてノルウェー消費者庁から広告「違法行為」と指摘されたりしています。
とは言え、日本においてはまず「エシカル」を広めるのが大事なステージ。例えば5月のフェアトレード月間キャンペーンにも注目頂きたいですし、エシカル協会が発刊した『エシカル白書 2022-2023』にもご関心を。https://www.yamakawa.co.jp/product/15215「日本では意識の高低が二極化している」のにとても共感します。環境保全や社会貢献を実施しているものを使うようにするなどこだわる方も増えておりますが、エスカルの概念すら知らない方も少なくない。私もヴィーガンコスメブランドを立ち上げて1年半になりますが、ヴィーガンコスメが動物原料を入れない、動物実験を行わないという概念であることを説明することから始めています。