【無料公開】世界の新常識、性的なシーンの撮影に立ち会う専門家
コメント
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>やるか、拒否か。0か100か、になってしまうと、俳優のキャリアにとって良くありません。
>自分のNGは言っていい
>──俳優自身が、性的なシーンについてどこまでOKでどこからダメなのか、はっきりと自覚していない人もいると思うのですが。
>日本は特に自覚されていない方が多いです。「何が嫌ですか、何がNGですか、どこまでOKですか」と聞くと、言うのを恐れているのか、多くの方が「監督が望むことは、なんでもやります」と答えます。
>──「監督の要求に応えるのが素晴らしい俳優である」と教育されていますよね。
>私自身もそうでしたが、全てにイエスと答えるのがいいことだと刷り込まれてきていることが多いので、そのメンタリティがなかなか抜けない。
======= 私見
■顧客の最初の要望は、顧客が本当に求めているものとは限らない。
顧客が適切な知識や言語を知らない場合、顧客は知っている範囲内での選択肢でしか要望できないので、実は本当に求めているものが違っていることが多い。
■顧客にNGを提案するのは、一番最後にする
頭から顧客にNGを提案すると、顧客は拒否されていると勘違いする。
こちらの要望に合う可能な選択肢を提示して、無理な選択肢をつぶしていく結果としてNGを提案するのが望ましい。
注目のコメント
追記
6月29日、無料公開いたしました。
連載2回目は、インティマシー・コーディネーターという専門職を紹介します。海外の映像撮影の現場では当たり前になりつつあるのに、日本ではまだまだ普及していませんが、撮影現場の労働改善に、そしてよりいい作品作りのために、必要な職業だと思いました。
人を尊重することとは、どういうことなのか、どんなところに気を配らなくてはならないのか。当たり前のことですが、仕事の現場では、「イエス」と言ったから、いいんだと、思考停止になっているときもあるのではないでしょうか(もちろん、そういう局面もあろうかと思いますが)。ぜひ、読んで考えていただきたいお話しです。全く知らないことばかりですごく考えさせられました。特に、「それができないと、絶対にダメだ」という制作側の反応はありませんでした」という点。性的問題そのものもそうですが、そこから演出全体の精度を上げるとても重要な役割も果たしているんだなと思いました。
こういうお仕事があること自体知りませんでしたし、中身のお話も大変勉強になりました。映画界の問題が明らかになってきているこのタイミングで、大変価値あるインタビューだと思います。日本の映画界はそもそものカルチャーレベルで色々と改善しないといけなそうで、すんなり現場に受け入れられるかどうかには課題があるかもしれませんし、インティマシー・コーディネーターさえ入れれば解決すると言うことではないと思いますが、広まってほしいですね。