ブロードコム、ヴイエムウェア買収へ-半導体企業では過去最大
コメント
注目のコメント
Doneとなった。
下記は5/23に報じられたときで、その時の時価総額は403億ドル(5/20金時点)。昨日時点で507億ドル、そして610億ドルでDone。当初に対しては約50%のプレミアムで、その後にかったのでも儲かった状況。
なお、Broadcomは、発表前の株価が約550ドルで、発表を受けて一時510ドルほど。その後戻り(マーケット全体の戻りも含めて)、昨日の終値は531.63ドル。
https://newspicks.com/news/7094779
下記が今回の買収発表に伴うプレゼン。
Broadcomは2018年にCA Technologies買収し、ファブレス半導体メーカーから、仮想コンピューターなど含めたソフトウェアも手掛ける企業になった(あと2019年にSymantecも)。今回もその領域での買収で、VMWareの売上と単純合算すると、インフラソフトと半導体売上がそれぞれ半分ずつくらいの企業となる(スライド6)。
シナジーとしては売上(特にリカリング売上)の増加だけではなく営業の効率化や重複している管理コストの削減など王道(スライド13)。
買収は、大株主のマイケル・デル氏とSilver Lakeの同意も得ている。ちなみにDellの過去のMBOのファンディングをしたのもSilver Lakeで、Dellは上記でコメントしたがVMWareを買収したEMCを買収した結果としてVMWareも取得し、その後既存株主に割当する形でのスピンオフだったのでDellの大株主だったデル氏が40%を保有している状態。ただ、40日間の「Go-shop」条項(もっといいオファーがあれば応じる条項)もある。規制当局の許可をもって、2023年会計期に完了見込み(スライド14)。
Debt / EBITDA比率はいったん上昇するものの、過去も買収をして債務返済しながらEBITDA伸ばしてきたトラックレコードがあり、また自社株買いや配当もやってきた(スライド15-17)。
https://bit.ly/3MOT5Ggnewspicksでも、こういったニュースが話題になってほしい。
現intelのCEOであるパットゲルシンガーが治め、EMC傘下にいたvmware。
仮想化の環境と一言で言っても、ネットワークやストレージにも深く関与し、デスクトップのソリューションまで広げていたのは然り。
今回ブロードコムに買収されるのは、果たしてどんな意味があるのか?
そして手放したDellの思惑は?今はIntel CEOのゲルシンガーが複雑な心境だとコメント。しかし、抜粋された部分は
“If it helps VMware be a more compelling, innovative growth story, then it’s good - if it does not, then it’s not good.”
当たり前だろう。。。
https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-05-23/intel-s-gelsinger-has-mixed-feelings-on-broadcom-vmware-deal