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【これだけ解説】なぜスリランカは経済危機に陥ったのか?

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    スリランカは、2009年には30年間続いたタミル人勢力との凄惨な内戦を終え、それ以降の経済はむしろ好調でした。2010~2012年くらいは、毎年8%程度のGDP成長、それ以降も2019年までは3~5%程度は成長していました。
     しかし、中東、アフリカ諸国の経済成長の多くがそうであるように、農業製品や天然資源といったモノカルチャーの輸出に依存した経済成長は足腰が弱く、自国通貨が下落すれば、一気にマイナス成長に転じます。
     スリランカの場合、これは2022年3月に起きました。それから現在までの2か月間で、1ドル=200ルピーから1ドル=360ルピーへと下落しました。
     また、アジア、アフリカの経済は、どの国も食料品や燃料からスマートフォンまで、輸入が増大してきています。そういうライフスタイルになっています。これは、好景気の原因でもありますが、貿易赤字と対外債務を拡大しています。
     コロナ禍による観光業と出稼ぎの不振、といった悪条件も重なりました。しかし、これは多くの国で同様に起きていることで、ネパールなどはスリランカと同じくらいまずい状況になっているし、パキスタンもそろそろ危ないでしょう。南アジアから中東、アフリカにかけて、同様の条件が重なっている国はいくつもあります。
     なお、日本に住んでいるスリランカ人は、2012年には8428人でしたが、2021年には2万9353人まで増えています。これは、スリランカ人の出稼ぎが全般的に増えてきたことの反映でもあります。この10年間で、3.5倍の増加ですが、1万人以上の外国人集団で、この勢い以上で増えたのは、ベトナム人(9倍)とカンボジア人(6倍)、ミャンマー人(4.5倍)、ネパール人(4倍)だけです。


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    東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 教授

    記事中ではさらっとかいてある化学肥料輸入禁止だけでも大変大きな影響を与えており、政策の重要さを再認識させられる大事件です。

    スリランカ、100%有機農業計画を中断 紅茶生産への打撃受け
    https://www.afpbb.com/articles/-/3371622


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    地経学研究所 主任研究員

    昨日、ラージャパクサ大統領は日本に、つなぎ融資を求めました。中国が支援を表明しており、日本はインドと協調して支えるべきですが、まずはなぜ今の事態を招いたのかを正確に把握する必要があります。スリランカといえば荒井先生。いいまとめです。

    緊急融資「日本に期待」 スリランカ大統領が表明
    https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61167750W2A520C2FF8000/


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