[マドリード 25日 ロイター] - スペインのダリアス保健相は、25日、「サル痘」のワクチンを購入すると表明した。同国の感染者は55人に達している。

購入するのはデンマークのバイオテクノロジー会社、ババリアン・ノルディックが製造したImvanexワクチン。ただ、購入数は明らかにしなかった。

保健相は、マドリードで記者会見し「17の地域に均等に配分する」と述べた。

55人の感染者中51人がマドリード地域で報告されており、大半の感染経路が成人向けサウナだった。このサウナは先週閉鎖された。残りの4人は、カナリア諸島での感染だった。

また、グランカナリア島当局などによると、数例については、5月初めに10日間にわたり8万人が集結して行われた「ゲイ・プライド」の祭典との関連が分かっている。

一方、隣国ポルトガルでも、保健総局(DGS)が25日、10人の感染者を確認、累計は49人となっている。