[マドリード 25日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストを務めるレーン専務理事は25日、ECBが第3・四半期に利上げを開始する必要があるものの、ウクライナでの戦争やインフレ動向によって、9月以降の先行き不透明感が強まっているという認識を示した。

レーン氏は、状況は流動的とし、ウクライナの「戦争を巡る不透明性と、インフレがどの程度速いペースで収束するかという不確実性が相互作用し、オプショナリティー(選択の柔軟性)や柔軟性、漸進主義が必要となる」と語った。