シャープ、特別損失117億円=韓国LG系への賠償に備え
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国際的なライセンス契約では、紛争解決条項に訴訟ではなく仲裁を用いることが約定されることはよくありますが、こちらもそのケースでしょうか。
https://corporate.jp.sharp/ir/pdf/2022/220524-3.pdf
仲裁は訴訟と異なり複数国(の知財権や市場、行為など)が関与する争いをまとめて扱うことができ、ニューヨーク条約に基づき仲裁判断の各国での執行も担保されています。非公開や一回で終結する(控訴できない)こと、仲裁人として専門性の高い人材を選択可能である点なども特徴です。
今回判断を行ったシンガポール国際仲裁センターは香港国際仲裁センターやICCと並んで国際商事仲裁で著名な仲裁機関です。一体何をやらかしたんでしょうね。
懲罰的な意味も込めて料率を高めに3%と想定すると、4,000億円相当のビジネス。1%だと1兆円を超えます。
特許ライセンスの契約は、対象製品を限定するのが普通ですから、ライセンス対象外の製品を勘違いして、LGの特許を使っていた…それが発覚したとかでしょうか。おそらく数年にわたって行われた違反行為の分をまとめて支払ったのでしょう。詳しく調べても公表してないので出てこなさそう。
クロスライセンスを締結していてシャープが踏んでしまうLGの特許が何か?というと、なんとはなしにIPS関連の特許かなあという気はするが。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f936d2a403d5ebbaa33e05d25d212aaee0b60ca8