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過去、何回も国連安保理改革は叫ばれ、日本はその度に常任理事国入りの意思を表明し、アメリカは常にそれを支持してきたが、一度として安保理改革が現実的なものになったことはない。結局国連憲章を変えるには5大国の一致が必要で、日本の常任理事国入りは中国が必ず反対してきた(それ以外にも安保理改革が失敗する理由はあるのだが)。
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常任理事国の構成の変更は、国連憲章を改正する必要があります。
 国連憲章の改正には、常任理事国5か国を含む、国連加盟国の3分の2の賛成が必要です。
 つまり、中国とロシアの賛成が無いとできません。日本からよほどの手土産(北方領土がロシアの領土であることを認めて平和条約を結ぶくらいでは足りないと思います)を差し出さないと、中国もロシアも賛成しないでしょうが、そこまでして常任理事国をめざすべきでもないでしょう。
「安保理改革が実現した場合」という条件が大事。その改革についてインドやブラジルと日本が足並みをそろえられるか、ロシアや中国が反対しないか、アフリカ諸国の支持を得られるか、が難しい。絶対的な既得権益を持っている安保理常任理事国の米ロ中英仏は、簡単にみずからの利権を手放さない。そのなかにはアメリカも含まれる。
「国連改革ができたら、日本常任理事国入り支援」はアメリカとしては当然支援なのですが、現状では無理。そう考えると単なるリップサービス。もちろんリップサービスでも重要ではありますが。
発言の前後の文脈からすると、バイデン大統領の発言の真意は「国連改革をすすめて日本の常任理事国入りの話がでるなら支持する」と、日本の常任理事国入りには最後まで反対しそうな中国とロシアに対する嫌味というニュアンスだった。日本のマスコミが取り上げそうなネタを準備していたのでは?
まぁ米国が支援してくれても現実的には無理だろうし、安全保障理事会も大体機能不全に陥るので、無理してまで目指すほどでもないような。。。
日本の思惑通りの展開。日米首脳会談のあとの共同記者会見でも、確認されていました。
今の国際連合は、77年前の第二次世界大戦終結を受けて作られ、当時の主要国の力関係をもとに国連安保理が形成されたという経緯があります。
結果として、77年前の既得権を守る枠組みになっていて、そこから生まれる機能不全がロシアの欧州における侵略戦争を許したのだとすらいえます。
経済の面では、時代遅れで硬直的な国連の機能を補うものとしてG7やG20という枠組みが作られましたが、安全保障と経済が密接に結びつく今の時代にはそれだけでは足らず、一時凌ぎの弥縫策といわざるを得ません。
歴史的に見て、こうした国際的な枠組みの大転換には、固定化した古い均衡を崩す大地震のような大きな力が必要で、今回の「実質的な第三次世界大戦」が引き起こした「地殻変動」がそのエネルギーの源泉として働いているのだと考えます。
今回、日本はある種の賭けに出たわけですが、どうやら日本はその賭けに勝ったのだと、私は考えます。
それに伴うこれまでにない負担や、最終的に果実を手にするまでに紆余曲折があることは当然ですが、それを乗り越えた先には、次世代の若者が誇りを持って世界で活躍できる日本という国の新しく誇らしい姿が見えてくると思います。
日米首脳会談で、バイデン大統領から、「安保理改革が実現した場合には、」日本が常任理事国になることに支持が表明されたとのことです。
何処の国が常任理事国になるとしても、今のままの拒否権が温存されるならば、単なる大国による国際社会への支配という構図は変わりません。

また、世界には専制国家がまだそれなりにあります。国連が民主主義国家のみを是とするのかどうか?そうではないとしたら、国連加盟国として最低限守られるべきルールは何なのか?という課題に対して向かい合う必要があるタイミングです。
「安保理改革が実現した場合には」という条件付きのリップサービスに過ぎません。

昔の日本ならリップサービスをすれば大金を引き出すことができたかもしれませんが、今の日本にはそんな余裕はありません。