リクルートHDの若き社長、好決算にも浮かれず-採用の簡素化に注力
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リクルートHD社の第一四半期の決算に関するFAQを読みましたが、グラスドアやインディードというシステムを買収したことで日本のみならず世界のマーケットでも勝負していることで、色々と世界と日本で異なる求人マーケット市場に向き合っていく大変さと強さを思いました。
例えば米国では企業の採用ニーズに対して求職者の動きが鈍いという求職需要の間に乖離があるとのこと。一方で日本の有効求人倍率は横ばいが続いていて乖離がないそうです。
人材派遣については、欧州、米国、豪州では物流・医療分野を中心に人材派遣需要が回復している一方、日本の派遣事業は派遣として登録するスタッフ数は減少傾向にある一方、派遣として働く人の労働時間は長くなっているともありました。
日本の労働市場の変化だけでも目まぐるしい中で、多種多様で日本とは異なる動きをする世界の変化にも対応していくリクルートHDはこんな私なんかが言うのは恐れ多いですが、さすがですね!私は考えただけでも眩暈がします。
人材エージェントとしては、どこまでインディードが日本でも定着するのかを注意深く見てます。今の所、外国籍の経験値あるITエンジニアについてはインディードの利用よりもヘッドハントやスカウトを待っているかなと見えます。
ご参考: https://recruit-holdings.com/ja/ir/library/upload/report_202203Q1_fq_jp.pdfインディード買収の成功で投資家は(もしかしたら一部経営も)二匹目のどじょうを期待していると思いますが、M&Aは相手とタイミングの2つが「最低条件」で落とし穴はいくらでもあります。成功体験を持つ出木場氏だからこそ、次の一手をどうされるかがとても楽しみです。