戒厳令を3カ月延長=ロシアの侵攻、長期化不可避か―ウクライナ
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18歳から60歳までの男性を総動員して戦闘に加わらせるというのは、相当な無理です。
日本でも、40代の農家の長男などに召集令状が来るようになったのは、1945年に入ってからでした。50歳以上も戦争に加わることになったのは、本土決戦を想定した義勇兵役法が公布されてからでした。
40代の男性までいなくなると、働き手が決定的に不足して、多くの産業が停滞します。女性や子供、老人も動員して働かないと、経済が崩壊します。
ウクライナは、今まさに本土決戦をやっています。本土決戦をするには、それなりの相当無理な体制を組まなければできないことは、1945年の日本を考えれば、想像がつきやすいでしょう。欧米諸国の経済支援があるだけ、当時の日本よりはだいぶんましですが。
訓練もろくにうけていない中高年男性に銃を持たせて前線に配置しても、塹壕や市街地にこもってロシア軍が通過する時間稼ぎしかできません。そういう素人の中高年男性たちにロシア軍の遠方からの砲撃が常に降り注いでいるのが、今のウクライナ東部です。
ウクライナ側は、榴弾砲やジャベリンを使えるような虎の子の職業軍人たちによる反撃に期待するしかありません。職業軍人の数もどんどんすり減っています。
そして、ロシアはまだ動員令をかけていません。長期戦は不可避という認識なのだろうが、18-60歳の男性の出国を認めないという厳しさが結果としてウクライナ国民の一体性を強化するのに貢献したことを考えると、やや乱暴ではあるが、適切な措置だったのかもしれない。国家の存亡がかかった戦争だからな…。
今回、様々な場面で防衛相をはじめとした軍事のプロ・専門家のコメントを拝聴で来て参考になります。
片方で、以前からの外交・内務・経済の専門家のコメントにギャップを感じています。
日本の外務省を含めての外交の不備を感じていましたが、防衛・軍事専門家の認識・説明の的確さを痛感しています。
今回のウクライナを契機に、日本の総合力アップを期待します。