2022/5/24

【最新】進化する入試、すごい高専。新時代の「学習歴」の築き方

NewsPicks for Kids編集長/NewsPicks Studios
「学歴」という言葉は、多くの場合、最終学歴を指す。
従来の学歴社会では、この最終学歴がその後のキャリアを一定程度は保証するという暗黙の了解のもと、受験生たちはそれを信じて勉強に勤しんできた。
しかし、学習歴社会が到来すれば「最終学歴さえ良ければ、とりあえず安泰」とはいかないことは特集1話目で述べた通りだ。
学生生活を通じて、個人がどのような姿勢で勉強を重ね、それを大学での学び、さらには就職後の仕事にどう生かすかが、問われるようになる。
そうなると「入試対策」のために知識を詰め込み、「当日の試験を突破すればよい」という従来の大学入試のあり方も変わらざるを得ない。
実はこの流れを先読みするかのように、すでに入試改革に着手している大学がある。それが第1話でも紹介した立命館大学だ。
INDEX
  • 1.立命館の文系入試改革
  • 「試験一発勝負」の限界
  • 入試後の「燃え尽き」が危険
  • 2.起業家がつくる「新しい高専」
  • 従来科目の「再定義」

1.立命館の文系入試改革