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サル痘、感染加速の恐れ WHO欧州事務局が警告

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    サル痘ウイルスは、ヒトからヒトへの感染は比較的起こりにくいとされていますが、大きな飛沫を介した飛沫感染や、感染者の体液への暴露などによって感染は広がりうるとされています。

    実際に、現在欧米で感染が報告されている人のほとんどは明らかな動物への暴露、アフリカへの渡航がないようで、ヒトからヒトへの感染と考えられています。特に初期にヨーロッパから報告されたケースは、感染者との性交渉中の接触で感染が起こったと考えられているようです。

    このようなヒトからヒトへの感染がアフリカ外で連続して起こる事例は過去に例を見なかったため、懸念されています。現在特定された50名近い感染者は全員隔離をされているようですが、見つかっていない感染者もいる可能性が大いにあります。

    ヒトからヒトへの感染伝播は、あくまで濃厚接触が前提となり、新型コロナのように次から次へと容易に感染が広がっていってしまうという懸念は低いと考えられますが、気がかりがあるとすれば無症状の感染者や潜伏期間かもしれません。

    これまでの報告によれば症状が出るまでの時間は平均12日程度とされていて、この間にも感染が広がりうるため、潜伏期間内での感染は防ぐのが難しいという点で、新型コロナより広がりにくいとはいえ感染拡大の恐れもあるという理解です。

    なお、予防には手洗いを主とした接触感染予防策、マスクを主とした飛沫感染予防策、感染が指摘される地域でむやみに野生動物に近づかないなどの対応が有効と考えられます。

    その他の詳細につきましては、本日公開のこちらのトピックスもご覧ください。
    https://newspicks.com/topics/yuji-yamada/posts/31

    参考文献
    1)Hutin YJF, et al. Outbreak of human monkeypox, Democratic Republic of Congo, 1996 to 1997. Emerg Infect Dis 2001; 7:434–438.
    2)Epidemiological update: Monkeypox outbreak. Available at: https://www.ecdc.europa.eu/en/news-events/epidemiological-update-monkeypox-outbreak.


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    (株)こうゆう 花まる学習会 代表

    こういう見慣れない症状名がニュースになると、みんな、真っ先に山田医師のコメントを読みますよね。
    骨格が分かり、どの程度恐るべきかの加減も伝わります。本当にありがとうございます。


  • 総合医, 臨床教授, 国際公衆衛生師, 麻酔科標榜医, 総合内科専門医, 学校医, 産業医, アメリカ健康教育師 副院長,臨床教授

    Monkeypox (サル痘(さるとう))は医学部時代に習いませんでしたので情報集約です。

    サル痘の宿主(主な病気の媒介者)はま​​だ不明ですが、アフリカの齧歯動物が伝染に関与している疑いがあります。つまり「猿」だけが原因ではないです。猿だけのせいにしなサルな。

    天然痘は致命率が高い(20〜50%)variola major と、致命率が低い(1%以下)variola minor に分けられます。サル痘は致死率は0~11%と報告され(Skelenovska N, 2018)います。

    知りませんでしたがアメリカでは2003年に47例が、6つの州から報告あり。全ての症例は、ペットのプレーリードッグと接触した後に病気になったとのこと。
    コロナ騒ぎ真っ只中の2021年7月にも、ナイジェリアから米国に2回の商用便で旅行した米国市民のヒトサル痘の症例を確認しているそうです。

    症状は感冒症状全般(発熱、頭痛、リンパ節腫脹、筋肉痛など、コロナウイルスも同じですね。)が1~5日続き、その後発疹が出現。発疹は典型的には顔面から始まり、体幹部へと広がる。この発疹が特徴的でジョージア州のCDC博物館にも天然痘の写真がありますが印象的で差別を生みやすいです。

    治療法は対症療法です。

    予防科学を学んだ総合医として外せないことはワクチンです。サル痘と天然痘は共にポックスウイルス科で、天然痘ワクチンがサル痘予防に少なくとも85%有効と示唆しています。CDCは、サル痘ウイルスへの曝露日から4日以内にワクチンを接種することを病気の発症を防ぐために推奨しています。残念ながら日本では1976年以降、痘そうワクチンの接種は行われていないです。

    CDC アメリカ疾病予防センター
    https://www.cdc.gov/poxvirus/monkeypox/about.html
    WHO 世界保健機構 致死率など
    https://www.who.int/emergencies/disease-outbreak-news/item/2022-DON381
    日本の国立感染症センター 令和4年5月20日改定
    https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/sa/varicella/392-encyclopedia/408-monkeypox-intro.html


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