この連載について
仕事、成功、お金、問題意識、そして10年後の世界が迎える変化──。
1日1問×5日間で完成する「究極の5問」に答えるのは、これから各分野で新時代を築いていくニューリーダーたちだ。変化の中心にいる人たちの答えから、未来をサバイブするヒントをもらおう。
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質問したら、「成功」という言葉が嫌だと言われてしまいました笑
聞いてみると、さすが研究者というか、この一言にそこまで考えてくださって……とりあえず、めっちゃ面白いです。
研究においては「成功」も「失敗」もない、というのは、研究者の方に共通する感覚なんでしょうか。
それとも、視座高くビジネスをしている方も、同じような感覚だったりするのかしら。
私なんか、日々「ああ失敗した」と落ち込んでいるので、目から鱗の取材でした。
同志の方も、そうでない方も、ぜひコメントくださいね笑
これがおそらくどの研究領域でも問題になっていて、ネガティブなデータの重要性にも着目していきましょうという気運が高まりつつあります。
自分自身も昨年末にやった実験はネガティブな結果となりましたが、重要なことも示唆されたと思うので、出版目指して、論文を書き始めました。大澤先生の仰る成功、失敗はないということはその通りだなあと思います!
物凄く共感できる内容でした!
「塞翁が馬」という言葉にもありますが、成功や失敗という単純な結果そのものに振り回されず、『意味ある結果』にすることの大事さを強く実感しました。
成功や失敗は、理想の状態についての定義できるある一つの基準においてのみ成立する結果だと考えることもできます。(例:〇〇大学に合格するのが成功)
すると、その場合、その基準を設定する段階では自分が見えていなかった基準はそこには必ずあると思います。(例:一緒に学ぶ人の質が自分と合うか)
そうであれば、試行錯誤した結果であれば、どんな結果でも理想の状態に近づくための大事な構成要素になれるってことなんだな、と理解しました。
それが大人になったとたん、失敗が許されなくなる。不思議です。生まれてから死ぬまで、人は失敗を繰り返しながら成長するのだと思います。
仕事も同様。失敗を一度もせずに初心者から達人になることはできません。失敗が次に活かせるかどうかが、重要です。などと、いろいろ考えさせられるレポートでした。
ほぼすべての研究には出資者がおり,研究者は限られた時間の中で彼らが納得する成果を出す義務があります。最終的に出資者が納得する成果を出せなかったならば,どんな言い訳をしようともそのプロジェクトは失敗です。確かに基礎研究界隈ではこの最終評価がなあなあにされることも多々ありますが,研究者自身がエクスキューズしてはいけません。
ネガティブな結果を意味あるものにするために,仮説を組みなおし検証を続けるその過程が研究であって,一つ一つの調査,実験,解析の結果をみて一喜一憂するのはナンセンスだという大澤さんの意見には本当に同意。ただ,ネガティブのままにしておくのは,負債が溜まっていくことと同義です。その先には大きな失敗が待ち構えているのです。
他方、コーチとしてラグビースクールで子どもに接するときに、チャレンジしようと伝えています。失敗はするものだし、失敗はいっぱいしたほうがいい、失敗することで次にするときに考えるし、次のチャレンジにつながるから。失敗は、その試行だけで見れば失敗ですけど、長い目で見れば過程の一部でしかない。それは失敗の対比となる成功もおなじなのではないかな、と思います。むしろ、成功してふり返らない方がよくないのかもしれません。
人間万事塞翁が馬とは良く言ったもので、その通りかな、と思います。ただ。日の目を見ずに終えたのは、ただただ報われなかったと思わざるを得ないのかもしれません。しかし、そこから生まれるイノベーションもあるかもしれない。将来は今よりも少しでもよくなる、と前向きにチャレンジし続けることが必要だな、と思います。