2022/5/20

【3コマ解説】北欧2カ国のNATO入りはなぜ「歴史的」なのか

もう、自分たちだけでは生き残れない──。
5月18日、北欧のフィンランドとスウェーデンがNATO(北大西洋条約機構)への加盟を申請した。
世界最大の軍事同盟であるNATOの一員になることで「核の傘」に入り、プーチンのロシアから自国の独立と安全を守ろうという狙いだ。
実はフィンランドとスウェーデンは、特定の軍事同盟に属さない「中立」の立場を貫くことで自国の独立を守ってきた歴史がある。
NATO加盟は、そうした国のあり方を根底から変える決断だ。
両国がNATOに加わることで何が変わるのか。そして歴史的な背景や今後予想される展開は。
複雑な情勢を、専門家の解説とともにビジュアル解説する。
【INDEX】
①基礎:NATO加盟で起きる「2つの変化」
②歴史:「中立が安全」は幻想だった
③今後:加盟の見通しは?