医学部入試“性別で不利益は差別的” 順大に賠償命令 東京地裁
NHKニュース
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日本のジェンダー史において、ショッキングかつ重要なターニングポイントとなる出来事でしたね。こんな逆アファーマティブアクションがとられていたこと自体が驚きですし、またこの賠償命令は当然だと思います。逆にこの賠償命令がでなかったら、さらに日本という国に絶望するところでした。
アファーマティブアクションとは本来は「積極的格差是正措置」や「肯定的措置」と呼ばれるものです。医学部入試についてはまずはマイナスを「ゼロ」地点まで戻すことが必要でした。ゼロからさらに進捗させようと思えば、その次に必要になるのがアファーマティブアクションです。ある特定の属性を優遇することの意味は「格差」が大きな場合です。その格差の大きさが社会にとって有益ではないから必要な措置で、格差が是正されれば必要なくなります。この時代において、性別で合格者率を決めていたとは、日本のダイバーシティの遅れに、驚きます。同時に、最近企業で、女性管理職を一定率に引き上げるということを、よく耳にしますが、これも本来は公正ではありません。
本来ならば、ジェンダーに関係なく人は評価されるべきです。こういった性別で一定割合を決めるのではなく、個人のパフォーマンスで公正に評価をされるべきであり、同時にジェンダーバイアスのない企業文化や制度は、もっとさらに推し進める改革が必要です。誤解を恐れずに言うと
医学部入試の性別差別について考えるときは同時に
彼女らの医者になってからのキャリアアップの問題
男性医師の夜勤、当直集中問題(男性医師の育休取得は?)
医師の進路の偏在化の問題(眼耳鼻皮膚科、検診医師の増加、外科系、救急系の減少)
もろもろ、考えないとなりません。
※個人的な意見です