スキマバイトのタイミー、セカンダリ取引で香港・米国の機関投資家から資金調達
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海外クロスオーバー投資家への株主構成の入れ替え。おもしろいですね。プライシングなどどう交渉してどう決めたのか気になります。
ちなみに細かいですが、セカンダリー = 発行済み株式の第3者間売買、なので資金調達ではないですね。new moneyは会社には入らないので。
注目のコメント
これまでのタイミーのファイナンスの特徴は学生起業の小川CEOが信頼を得るために多くの事業会社を巻き込んできたことだと思います。それもあり、コロナ禍で飲食業が厳しくなった中で株主を巻き込んでポートフォリオの転換、バランスを取ることができています。
一方で、やはり株主が多いと動きが遅くなりますし、そもそもその株主とタイミーはWin-Winなのかという点もあります。それに取り組んだのが今回のセカンダリー取引で海外機関投資家と頻繁にコミュニケーションを取っている八木CFOならではのチャレンジですね!
昨年、53億円を調達した際にタイミー八木CFOにファイナンスの詳細(一度出資してもらえる投資家を全て集めてコンペ)や、リード投資家のKeyrock Capital Managementに日本初投資でタイミーを選んだ理由などについて聞きました。
ぜひ、こちらも読んでいただけると(自分が書いた記事ですみません)
https://initial.inc/articles/briefing42上場前に海外投資家から投資を受けるケースが増えています。
海外調達については、経産省が発行している「スタートアップの成長に向けた ファイナンスに関するガイダンス」にも記載があります。
ちなみにこのガイダンスは、スタートアップ企業で実際に資金調達を体験した人が作成に参加しています。ベンチャー企業の生態系が一巡した現在、経産省とプレイヤーが協力して、蓄積されたノウハウを伝授するのは、とても良い取り組みだと思っています。
海外機関投資家からの資金調達は、選択肢はいくつかありますが、いずれにしても普通に調達するよりもコストがかかります。
また、時価総額を大きく見込める企業でないと利用しにくいのが実情です。
それでも、上場前に海外の機関投資家を入れるのは、新規上場時のロードショー、ブックビルディングを見据え、戦略的に海外の機関投資家と未上場時から繋がりを持つために行われる手法で、これも蓄積されたノウハウのひとつと言えるでしょう。