中国・上海の都市封鎖、6月に解除へ 副市長が方針表明
日本経済新聞
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注目のコメント
先週、上海市の高校で教鞭を執る知人と話しましたが、同市教育局から「5月末には生徒たちを復学させるべく準備するように」という通達が非公式に来たとのこと。
「6月に解除」とはいっても、一気に全面解除ではなく、各地域、各業界における異なる状況に基づいて、段階的に解除していくのではないでしょうか。世界経済にとっても喜ばしいことですが、年末に共産党大会、5年に1度の国家主席選挙(習近平氏が3期目に意欲を見せています)を控えていることを考えると、この後、3つぐらいの分かれ道がある気がします。1)上海を先行事例に中国全土がゼロコロナからウィズコロナへ段階的に転換していく。2)上海はもともと国際都市なので上海を香港のように特区的な扱いをして上海だけウィズコロナに転換し、他はゼロコロナ政策 3)上海はいったんロックダウン解除だがまた感染爆発するようならロックダウン
もちろん世界経済にとって喜ばしいのは1)なのですが…どうなるでしょうか。今後の状況も注視します。苦肉の策でしょう。ロックダウンの影響で3月の小売売上高は前年同月比3.5%減と1年8カ月ぶりに前年割れで、今月16日に公表される4月の数値はさらに落ち込むと予想されています。今秋の共産党大会で最高指導部入りが確実視されていた上海市トップの責任問題は必至です。