4月の企業物価、上げ幅最大 10.0%、原油高と円安
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注目のコメント
これだけ原料価格が上がってくると、当然ながら最終価格も値上げということになります。消費者も値上げに鈍感になりつつあるので、値上げ→賃上げのサイクルをできるだけ早く回して水準を上げていく企業努力が必要です。
興味深いのは、川下物価の上昇率にはなお内外差があるのに、川上物価の上昇率は日米も含め各国であまり変わらなくなってきていることですね。
これが価格転嫁構造の問題なのか、それともタイムラグの問題なのか、、、ですが、両方の可能性を見ておくべきと思います。うち輸入物価を見ると、円ベースでは前年比+34.0%に対し、契約通貨ベースでは同+25.7%ですので、依然として輸入物価上昇のうち円安による要因は1/4以下ということになります。