ロシア軍兵士の公判開始 キーウ、初の戦争犯罪
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極東軍事裁判でいえばB級戦犯ですが、この21歳の兵士は、「上官に命令されたので」民間人を殺害した、と主張しています。
極東軍事裁判のB級戦犯の多くで争われたのもこの点で、上官の命令があったから、という理由で有罪を免れたケースもあります。戦場では、上官の命令に逆らえば、兵士は反逆を理由に処刑されることもあります。
この兵士は、ウクライナ軍の捕虜になったので裁判にかけられていますが、上官の方は、捕虜になっていないなら、裁判にかけられることも、懲役刑を受けることも無い、ということになります。戦争犯罪が当たり前ように起き、それが日常の光景になってしまう現実ほど恐ろしいものはありません。その意味で、こうした個別の裁判を通して戦争犯罪の実態を知らしめ、犯罪の事実を積み上げていくことは極めて大切だと考えます。ニュースで見る被告のロシア兵はまだ少年の面影が残る若者です。彼らを殺人者にしてしまう戦争という行為そのものの犯罪性を世界は改めて認識すべきだと思います。
裁判にかけられている若い兵士を庇う声もありますが、略奪のために一般人を無意味に殺害し家や店舗を物色する映像も流れました。
果たして上官に指示されたからという理由は適当か分かりません。