2022/5/13

【決算まとめ】孫正義、過去最大1.7兆円赤字に守りを固める

NewsPicks編集部 記者
天国から地獄へ──。
ソフトバンクグループの通期決算は、前年の約5兆円の純利益から、1年で過去最大の純損失1.7兆円にまで落ち込んだ。
アメリカで続くインフレに、FRBが利上げによる金融引き締めに動くとの観測から、成長株中心に急落するなど厳しい市場環境が続いている。
AIなどを中心に成長株に集中投資するソフトバンクGには大逆風で、運用成績は急激に悪化した。
孫正義ソフトバンクグループ社長兼会長は「取るべき行動は徹底した守り」として、新規投資を大幅に縮小させて手元現金を厚くするなど「守り」の方策を語った。
一方、厳しい市場環境には「なんぼのもんじゃ」として、改めて情報革命を進める自身の信念を語った。同社の過去最大赤字の中身と会見での孫社長の発言をコンパクトに振り返る。

過去最大から過去最大へ