【核心】日本の製造業がグローバルイニシアチブをとる方法
コメント
注目のコメント
今や日本の時価総額7位(製造業では4位)にランクインするまで急成長している、東京エレクトロンを今の規模感に押し上げた中興の祖で、20年ほど経営をされていた東元社長を対談させていただきました。
なかなかテーマは重いですが、グローバル化を行っていくうえでスタートアップにしろ何にしろ、世界市場をターゲットするのを大前提に考えるべきだし、そうなるとリソース配分が難しくなるのでノンコアをばっさりと切り捨てる・外に出すのが必須だよね、という書けば当たり前ですができている会社がほとんどないところについて、色々話させてもらいました。日本最大、世界3位の売上を誇る半導体製造装置メーカーの東京エレクトロンの元社長・会長の東哲郎氏。そして、今年からグローバル戦略を加速する急成長ベンチャーのキャディ代表の加藤勇士郎氏の骨太対談です。
・なぜ日本はグローバルトレンドを追えなかったのか
・エッジコンピューティング+ソフトウェアが鍵
・事業のコア・ノンコアを意識すべき理由
・“日本”を意識した瞬間にグローバル化は難しい
といったお話を伺いました。
東さんの言葉の暖かさと重さ、そして加藤さんの真剣さと明晰さを感じた非常に印象的な取材でした。東さん!東さんの様なレジェンドの方と加藤さんの様なすばらしいスタートアップ経営者が対話する場をつくれた事自体が、社会にとっての価値だなと感じました。
↓のやり取りを見て、40歳の私は襟を正しました(笑)
ーーー
東 僕が社長になったのは1996年、40代のときでした。まわりのトップを見渡すと、みな年上ばかり(笑)。創業者が柔軟で新しいものへの意欲もある。それが企業文化になっていたことが大きかったと思いますね。
加藤 キャディのパートナー企業を見ても40代前後の方々が多く、この先20年は自分がビジネスを引っ張っていくとの気概を持つトップが大半です。
そしてこれはあくまで私の想像ですが、ジャパン・アズ・ナンバーワンであった70~80年代には、そのようなトップが大勢いたのではないかと。重鎮の方々とお話しさせていただくたびに感じることでもあります。