トヨタ、日本企業初の営業益2.9兆円 22年3月期
コメント
注目のコメント
トヨタイムズにこの決算へのトヨタの想いが描かれている。https://toyotatimes.jp/report/financial_results_2022/180.html
体質改善の成果は疑いのない大きな成果である。一方、その歪も見えた課題多い決算期でもあった。最たる例は生産計画の大きなブレである。1,000万台の期中目標目線から結果として850万台まで落ち込んだ。これはリーマンショック時並みの落差であり、如何にサプライチェーンに衝撃を与えたか。。。グループ会社、デーラーの不正問題も含め、内憂外患の状態だ。23/3期は足場を固め、持続的な成長力の確立を優先する考えは素晴らしい。昨日のソニーにびっくり、今日またトヨタにびっくり。すごい数字ですね。
この数字がありつつ社内に危機感を醸成しつづける豊田社長は本当に大変だと思います。
しかし、「原価改善」という言葉と数字にはずっと疑問?を持ってます。
以下、トヨタのお話ではないです。
以前、ある自動車部品メーカーに関係していたとき、「原価低減活動」の名のもとに完成車メーカーの購買担当が乗り込んできて「5%下げろ」と特に原価低減支援もなく言う。こちらが「無理です」と拒否していると、最後は「とにかく何でもいいから3%下げてくれ」と頼まれ、下請けとしては拒否しきれず応諾、みたいな世界でした。
下請けの理由のない値下げで利益を絞り上げるのはやめて欲しいと痛切に思いました。
繰り返しですが、トヨタのお話ではありませんので。トヨタが稼ぐと、さすがだと賞賛する意見が多く、車をもっと安くしろって言う人が少ないのは不思議。
銀行が稼ぐと、振込手数料を下げろとか、預金金利を上げろとか、何かにつけて批判されるのと対照的。