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米荷主諮問委員会 滞留課徴金で船社監視強化を提言 FMCの機能強化も

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    拓殖大学商学部国際ビジネス学科 教授

    米国の大手荷主24社で構成される国家荷主諮問委員会がFMC(連邦海事委員会)に対して,海上コンテナ輸送の監督機能強化,滞留コンテナ課徴金に関して船社責任の明確化などを求める提言をまとめたという記事です.

    FMCについては,2M(マースクとMSC),Ocean Alliance(コスコ,CMA-CGM,エバーグリーン),THE Alliance(ONE,ハパッグロイド,ヤンミン,HMM)に対して,詳細なサービス提供状況を報告することを求めているという話も出ています.

    米国は荷主国で,主要コンテナ海運会社がないと言っていい(マトソンも基本内航の会社)ので,海運会社に負荷をかけやすい傾向があります.しかし,今後市況が変わったときに禍根を残すのではないかと危惧します.

    一方で,FMCはかなり詳細なデータを握るわけで,これは今後競争法適用除外の検討をする際に使われる可能性が高いのではないかと思料します.

    https://www.fmc.gov/new-monitoring-requirements-give-fmc-more-insight-into-alliance-carrier-operations/


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