今日のオリジナル番組


詳細を確認
タブーに切り込め!ここがおかしい「日本の保険」
本日配信
16Picks
Pick に失敗しました

選択しているユーザー
かなり状況を全体的に俯瞰して見渡せる、読み応えの十分な記事。
記事ではロシアのみならず日本の言論状況にも触れている。自分も、左派の少なくない人々が「ロシアを戦争に追い込んだのはアメリカだ」説を振りかざしているのは、それは諸君が忌み嫌う歴史修正主義者の日本人たちが大好きな「大日本帝国を戦争に追い込んだのは米国の陰謀だ」と瓜二つじゃね?と歴史の皮肉に震えており先生方の議論に同意するところが多い。ほかにも「プーチンは意外と国連が好き」とか(国力の割に安保理常任なのでメシウマ&「保護する責任」論を手前勝手に利用してるだけっぽいが)、「プーチン以後はもっとヤバイやつが出てくる可能性否定できない」(プーチン自身がソ連崩壊後の混乱を鎮めた者としてロシア国民の支持を受けてきた以上、当然に混乱であろう『プーチン以降』に同じことが起きないと考える材料がない)とか概ね同意。
一点だけ、日本の平和主義が過剰だ、という指摘については自分は見解を異にしている。まもなくやってくる5月9日の対独戦争勝利記念日(ソ連亡き後のロシアにおける国民的な近代史の記念日となっていると聞く)に向け、目下のロシアが莫大な量の悲惨と残虐を積み重ねている、このグロテスクさに比べて、8月15日を国民的な近代史の記憶として共有し国是の第一として平和主義を置いてやってきた日本は超マシじゃん、と。
むしろ今回のことは自分的には日本の平和主義を再評価するきっかけになっている。何なら戦後のロシアには「こういう事態の再来を防ぐために憲法9条の導入をおすすめします」くらいのことは言ってもいいんじゃないかとさえ考えているが、ここまでかつてないほど平和主義の価値が高まってるときに「アメリカが嫌い」みたいな、今そこどっちでもいいじゃん的な価値観で左派が割れてるのはダセェなと感じている。(核武装論の好機、みたいに色めきだってる右派はもっとサイテーだと思うけど)