「日銀が国債を買うと、政府の借金が減る」という“残念すぎる勘違い”（週刊現代） @moneygendai

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• 清水 誠

  東京国際大学 教授

  ・2022年05月03日

  「日銀が国債を500兆円購入することで、政府の借金のうち500兆円分が減少というなら、我々が政府に対して間接的に有していた約1000兆円の債権のうち、500兆円分の債権も消滅することになるのか。「誰かの負債は誰かの資産」という原則がある以上、そんなことはあり得ない」
  
  中々良い事を言っている。日銀のオペで民間の資産が、国債からマネタリーベースに置き換われば、政府の返済義務はなくなるのは事実だが、民間の誰かは返済を受ける事ができない事を意味するが、より正確に言えば誰かしらが支払いせずに保有し続けてその購買力の行使を留保する必要がある。皆がそれをしない時にはインフレが待っているのである。