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「PL(損益計算書)上は事業が黒字であったとしても、資金調達のためのコスト(資本コスト)があるわけだから、集めた資金の収益率が調達コストを上回っていなければ、実質赤字であるのと同じこと。「黒字だから問題ない」というのは、その点を見落とした発言です。
「利息10%でお金を借りて、利回り5%の投資をする」のが非合理な判断だということは、誰にでもわかるでしょう。」
この点、ビジネスパーソンもさることながら、できることなら高校生や大学生の方々にも基本だけは把握していただきたいと思っています。
私自身は若者・子ども優先主義を自認していますが、世の中のファイナンスに対する理解不足によって最も損をするのは未来を生きる世代だと考えているからです。
(本音を言うと、国政や地方自治を担う代議士の方々にこそまともに勉強して欲しい)
昨日の記事でもたくさんのコメントをいただき、ありがとうございます。
目の前の現実を変えることのできない固定的な制約と捉えるのではなく、未来に向けて価値をつくっていくためにどうやってステータスクオを打ち破るのか、読者の方にとって本書が考えるきっかけになれば幸いです。
https://t.co/03c2CSjWyU
それは結局のところPLばっかりみてるからってのに起因することなんだと思うんですが、とにかく何事もバランスよくが大事ですね。
資本主義のルールを理解した上で、
その理不尽さにたえながら、いただいたお給料のなかで社会活動に隙間時間を身に投じることだってできるわけなので、自分が今、ベンチャーに身を投じながらいうのもなんですが、石の上にも三年的な、組織で信用をかちとることも大切ですよ。
スタートアップで採用する側として、結局なんで辞めた・辞めるの?ってところに、若さゆえのわがままなのか、そこに明確な意思があるのか、すんごい注目してしまいます。
たとえば、「転職すべきか/このままこの会社に居続けるべきか」というときも、転職したときに得られる価値とリスク、逆に居続けた場合に得られる価値とリスクを、それぞれできる限り具体的なイメージでもって比較検討して決めていくのではないかと思います。このとき、時間的な軸(若いうちに転職すべきか/経験をたくさん積んでから転職すべきか)も考慮するでしょうし、資本コスト(自分の仕事のリソースを投入するのに見合う十分なリターンがあるか)も考えるでしょう。上記の転職の例でも定量的にきれいに分析はできないので悩むわけですが、そうした意思決定の思考法を身に着けるのは大事だなあと改めて思います。
それにしても、日本の大企業の経営者の「構造問題」はそうですよね。。。どの経営者も「何もしないで安全運転第一」とはっきりと考えてはいないでしょうけど、意思決定の場面でどうしても安全サイドに思考が振れる部分はありそうです。
何度かコメントしていますが、経営者から一般社員まで、もっと雇用の流動化が進むことが日本にとって重要なファクターだと感じます。
まさに、「未来に向けた価値創出をなかなか考えにくい」という状況です。
日本経済の低迷が30年続いても、若返りがはかられず、この負のスパイラル構造が変わらないのであれば、我々は声を上げるか、行動せざるを得ないですね。
①
"早晩引退していなくなる世代の場合、「いまその瞬間」の利益が自身の評価につながるなら、そちらを選ぼうとするのは当然です。善悪というよりも構造の問題です。"
②
"このままでは自分たちの意思決定が未来を生きる世代に受け入れてもらえなくなるという「ショック体験」を、意思決定できる方々に感じてほしい。"
若者に限らず、ダメなところを建て直すのはひとつの道ではあるものの、ダメなところでひたすら頑張るよりも成長している業界で働くほうがより高い収入を得ながら、安定していてかつ成長できる経験が積めるということは十分にあり得ます。
どこにでも行きたい時に行けるように準備するprepared mindがどんな労働者にも求められる時代が来ているのだと思います。
こんなことが起きてしまわないための「ファイナンス思考」。
「目先のPLの利益を良くするために、あえていまは将来への投資を控えよう」
ということがあるかもしれない。
逆に言えば、赤字が続いているとするならば、将来への投資になっていなければならないということ。
ファイナンスを理解することで、人生がスッキリするはず。