EU、対ロ追加制裁用意 ドイツが原油禁輸支持
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先週ドイツに数日滞在したが、現地の同僚たちが口々にエネルギーコスト上昇を嘆いていた。
コロナ前と比べて電気代は3倍以上、ガソリン代は2倍近くになり、電力会社からは「また〇%値上げせざるを得ません。他の電力会社を検討されても良いけど、たぶんもっと高くなるでしょう」みたいなレターが来るとのこと。ドイツが方向転換。ロシア包囲網はいよいよ抜け目がないところまで
ドイツのハベック経済相とリントナー財務相は2日、EUによるロシア産原油輸入の即時停止について支持する用意があると明らかにした。独がこれまでの慎重姿勢を転換し、経済的コストが発生しても対ロシア制裁を支持する方針を示した格好となった。
ショルツ首相も独ZDFテレビとのインタビューで、ロシアとウクライナの和平合意成立まで、対ロシア制裁措置は解除されないという認識を示した。経済的コストが発生しても対ロシア制裁を支持する、というドイツの踏み込んだ姿勢は、同国が「今は平時ではない、戦時だ」と意識の切り替えを行ったことを意味すると受け止めています。私はここ十年ばかり日本が梅雨の6月はドイツなど欧州に滞在することが多く、三年ぶりに現地の友人たちに訪問を打診したが、「戦争が終わってからにした方がいい」とアドバイスを受け、その印象が強く残っています。ドイツやフランスの人たちは、今が戦時だと感じているようで、ショルツ首相の踏み込みは、そうした世論の変化を反映していると考えるべきでしょう。