この連載について
実は、ウクライナ戦争を経て、世界のグリーン計画がさらに加速しています。なかでも、脱炭素の新領域に取り組む「気候テック」は今年最もホットなスタートアップ群です。日本ではあまり知られない、その真髄にズームイン!
この記事の著者 / 編集者
この記事に関連するユーザー
関連する企業
Amazon is a leading online retailer and one of the highest-grossing e-commerce aggregators, with $386 billion in net sales and approximately $578 billion in estimated physical/digital online gross merchandise volume in 2021.
時価総額
0.00 円
業績
シェア
新規登録またはログインすると
チャートを見ることができます
新規登録する
ログインはこちら
Intel is a leading digital chipmaker, focused on the design and manufacturing of microprocessors for the global personal computer and data center markets.
業種
半導体(ロジック)
時価総額
25.1 兆円
業績
シェア
新規登録またはログインすると
チャートを見ることができます
新規登録する
ログインはこちら
という方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、アメリカのベンチャーキャピタリストJohn Doerr氏の著書「Speed & Scale」と彼の発言を読み解き、どの分野で何をどれだけ削減もしくは回収すればよいのか、全体像を具体的に捉え、カーボンニュートラルへの道筋をよりクリアにしていきます。
このように整理して見ることで、カーボンニュートラルを達成するというのは、社会全体を文字通りガラリと変えることを意味するのだと改めて実感しました。そして、30年後にそこにたどり着くべく、現在色々なところでヒトやカネが急速に動き始めている様子も伝わってきました。
世界中の様々な分野の研究者・起業家たちが、共通の難題に向かってアイデアを絞り、解決に挑む。
シリアスな問題とはいえ、この構図とスケール感にワクワクしてしまうのは自分だけでしょうか。気候テック、アツいです。
グーグルの最初期に投資した伝説の投資家であるジョン・ドーアの主導で、スタンフォードに70年の新学部として「気候/サステナビリティ」の学部を設立すると。
ちょうど、今回この記事で取り上げたSpeed & Scaleで、いかにドーアが自らが夜に広めた「OKR」という手法を使って、気候問題を解決するか、あらゆる資料を漁っていたところなので、まさかの次なる手に驚くとともに、妙に納得もしてしまいました。
気候も、SDGsで分かるように、特に日本だと、マインドセットの問題や精神論に帰してしまうことが少なくないだけに、この明確な目標管理で、イノベーションを誘発していく手法は新鮮なのではないでしょうか。
いずれにせよ、シリコンバレーを含め、この気候領域にイノベーションを促進していくうねりはしばらくは止まらなさそうです。
そして、この著書も、もし邦訳もしてもらえたら嬉しいのですが…。
また一世代前のクリーンテックブームからそのバブル崩壊までの第一人者というか戦犯という人でもあり、大統領選を僅差で敗れたアルゴアをパートナーに招聘してバンバン環境投資をして大失敗した。
そして何より、この御仁の毀誉褒貶の一番は、セコイアと双璧を成すサンドヒルロード老舗トップティアVCからの凋落を招いた張本人であるという点だろう。セコイアとは対照的に頑なにベイエリアから出ず中国もインドも逃しそのうちお膝元でもホームランがめっきり出なくなり没落VCと見做され、最近になり若手リーダーに再建を託している、その凋落は現会長であるドーアのリーダーシップ時代の成果である。
それぞれが製造され、流通、利用され、回収されるまでのライフサイクルで評価しています。その結果、現金1回あたりの取引で生まれる二酸化炭素排出量は4.6g。デビットカードは3.78gでした。カードの方が18%も二酸化炭素排出量が少ない。
キャッシュレス決済にすることによって、18%の削減に貢献していると考えれば、スッキリします。
これまでも、環境分野の課題に立ち向かうため、分野横断的な学問を志向する学部・研究科が数多く立ち上げられてきました。
既往のものに対して、スタンフォードが70年ぶりに新設する学部がどう違うのか、注目です。
なお、OKRについて詳しいわけではありませんが、環境分野ではバックキャスティング(異なる環境変化のシナリオを想定したうえで、望ましい未来に向けた目標とシナリオを検討するアプローチ)が1970年代から発展してきたので、
考え方自体に目新しさは感じません。
また。これまでも、気候に関して様々な目標が打ち出されてきたわけですが、世界がその目標を達成してこれたかというと、達成できていない。
◯年に◯%の世界目標を達成するために、いつ誰が何をすべきなのか、そのためにいくら必要でその金を誰が出すのか、について、各国各主体レベルまで落とし込んで示されないといけません。
✳︎ https://forbesjapan.com/articles/detail/42756/1/1/1
思い返せば、学生なりにも自分で研究や勉強が上手く行っている感覚を持てるとき、当時の自分でも到達可能な目的地を見つけて言語化し、メンターの先生や親友に語らせてもらったことが多かったように感じます。スモールステップとセルフコーチングに近いイメージです。
今回の記事のように、OKRとその具体的な批判の列挙は物事の計画を立てる上で本当に参考になる気がします。いつかNewsPicksオリジナル記事で『成功者たちのOKR特集』のようなものが見られたら面白いと思います!
到達、未到達が一目瞭然なので、やった感じにすることができないので、政治家や官僚にとっては嬉しくないものではないか。政策の失敗も振り返らないといけないし。とはいえ、それくらいのスピード感で定量的にやっていかないといけないのがこの問題。
2電力網脱炭素化
3食を改善
4自然保護
5製造業洗浄
6二酸化炭素除去
6つのObjectに対して、"OKR"で目標が定められている。
途方もなく難しい数字ではあるが、目標が可視化されれば、皆で動いていかなければならない事がわかる。
また目標が見える事で、そこに取り組んでいる企業、改善させた企業も、その努力値含めて数値化できるので、結果インセンティブなのか、何か経済メリットに紐づける事もできる。
経済に紐付けると、向き合う企業も増える筈。
Speed & Scale邦訳して欲しい...
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません