ロシア、5月9日に宣戦布告か 英国防相が見解示す
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他国に攻められたときに、正義を貫くと人がたくさん死んじゃう問題。攻められないようにするのが大事なんだろうけど、いろんなパターンの予測と落としどころを持っておくことも大事なんだろうなと。国の正義とか子供らに関係ないしな。。。基本戦争とかそもそも無理ゲーなんだろうけど。
注目のコメント
現時点では、推測としかいえません。
確かなのは、5月9日までにロシアがこの戦争を終えるに足るだけの勝利を得るのは無理だろう、ということです。
5月9日は記念日だからそれまでに一定の成果を達成して戦争を終えるはず、云々、という憶測は、外部の勝手な願望です。
ロシアが戦争を終えるのは、戦争目標を達成して勝利した時か、戦争をやめなければ破滅的的な事態になるのが明白になった時です。破滅的な事態、というのは、日本でいえば原爆が2発落とされてソ連が対日参戦したくらいの状況のことです。通貨とかGDPが20％下がる程度ではやめません。
そのため、戦争はこれから本格化する可能性が高いです。ロシアが今やっているのは「特別軍事作戦」であって、戦争ではありません。
本物の戦争をすることになると何が違うかというと、動員令が出せます。日本人には、召集令状を出せるようになる、といういい方の方がなじみがあるでしょう。
戦前の日本は、男性は全て徴兵検査を受けていて、甲種合格とか乙種合格とかに分類されていました。合格者は、動員令が出ると、召集令状が来て兵士になりました。
ロシアは、現在も徴兵検査をやっていて、政府が戦争状態に入ったことを宣言し、動員令を出せば、召集令状が来ます。
2月にウクライナに攻めこんだ時のロシア軍は20万人ほどでしたが、動員令を出せば、200万人くらいには増やせます。
現在の戦況だと、ロシア軍は膠着か、毎日数キロの前進がせいぜいです。戦争目標の達成には、どうしても動員令が必要になるでしょう。
重要なのは、ロシア国内に向け戦争が行われている状況であると宣言することです。外交的な手続きとしてウクライナに宣戦布告する、ということは、たぶんしないでしょう。そもそも、ロシアの公式見解では、戦争状態になったのは、ウクライナがロシアと「ドネツク人民共和国」「ルハンスク人民共和国」に「侵略」してきたからで、ロシアは「自衛」のために戦争せざるをえなくなった、ということになっています。ロシアの解釈では、自衛権の行使なので、国連憲章に違反しているということにはなりません。ウクライナとロシアに諜報網を張り巡らし、ジョンソン首相が、重装備を着けずいつも通りのスーツにボサボサ頭で普通にキーフでゼレンスキーと歩き回れるというパフォーマンスができる英国が、国防相の見解としてこのメッセージを発信していることの含意は大きい。おそらくロシアは5月9日の「独ソ戦戦勝記念日」にウクライナに宣戦布告し、(既に非友好国に指定した)日本を含めたG7やEU をウクライナ支援国に指定して敵対行為を本格化させるのでしょう。
米国が議会に四兆円のウクライナ支援のための追加予算案承認を迫った背景がこれだったと考えれば、腑に落ちます。ルーブルを金本位制(に近い金連動)にするといったり、西側の経済戦争は失敗に終わったので、基準金利を20%から14%に下げるというアナウンスをしている先週の動きもしかり。
5月9日は、一部の希望的観測のようなロシアが勝手に「軍事作戦」の成功を祝い、ウクライナ戦争を終える日にはならず、「ウォーミングアップは終わった、さあこれから大々的に戦って、世界のナチス勢力を殲滅するぞ」と宣言する日になるというのであれば、西側陣営も、ここから気合いを入れ直して、圧倒的な物量を動員し、ロシアの支配者の願望は実現不可能であることを明確に示す必要があるということです。良くない状況に… ロシア軍の不甲斐なさと、ウクライナ軍の善戦が相まって東部地域ですら制圧できず、プーチンのメンツが立つ形での停戦が見えなくなってきた… このままだと泥沼になるリスクが…
英国防相は、プーチンが対ナチス戦勝の記念日5月9日に、ウクライナと戦争状態にあると位置付け、宣戦布告して総動員をかける可能性。ロシアは侵攻を「特別軍事作戦」とし、戦争とは表現していない。
