【60歳起業家】昭和の組織をテクノロジーでGoogle化する

社内の人材のスキルや経歴にタグ付けすることで、リソースの可視化をするというのは面白いですね。埋もれた人材を掘り起こすことができれば、その人のやる気向上にも繋がるし、良い試みだと思います。以下、引用です。
「経歴を書き込まなくとも、自分のスキルと関連するブログのURLをコピペするだけで、自動でスキルのタグが付く。いわば、人材可視化エンジンだ。」

タレントマネジメント・社内コミュニケーション系SaaSは増えており、私の周囲でも、複数の人が既存・独自のツールを使いながら、草の根or人事と連携して、スキル登録・見える化・組織外コミュニケーションの活性化を進めています。

根付くために大事なのことは、
①トップダウンで利用を義務化すること
②UI/UXを高め、「あ、これいい」を使う本人に実感させること

のどちらかだと思っています。後者だと、ティッピングポイントを超えると口コミで広がります。Beatrustの紹介から、後者のアプローチを意識していることを感じました。以下の内容がとても興味深いです。


>困ったときに、ビートラストのプラットフォーム上にチャットで
>質問を投げるとします。質問にもタグが自動で付きます。
>関連するタグを持った社員、つまり答えを持っていそうな
>社員とマッチングし、その社員には質問が来たことが
>アラートされます。

>とにかく、面倒くさがる人にも使われるように細々と工夫
>しました。システムを導入しても使わない人って多いでしょ。

グーグルでのエピソードがいいですね。
伝統的な日本企業から外に出て、衝撃を受け、元々いたような企業を伸ばすことのできるSaaSで起業。
そして、日本企業の成長に貢献するというのは、ある種「理想的な60代」といえるかもしれません。

「衝撃的だったのは、社内でプロジェクトメンバーを募った時のこと。国際オリンピック委員会（IOC）への勤務経験がある人、ブラジルのリオ五輪で公式の動画コンテンツを作っていた人などが次々と手を上げ、あっという間にプロ集団が出来上がったのです」

支援させていただいている先です。
リモートワークになり、ただでさえ帰属意識が薄まってしまう中、どうしても縦割りになってしまう組織にイノベーションが待ったなしになっています。dxでこのような組織課題の解消を目指すタレントマネジメントソリューションを提供するビートラストのファウダー原さんのお話。起業3回目でも還暦からの創業でも関係ない！とてもインスパアされる記事でした

おお。ちょうど先週原さんからビートラストのビジネスプランをお聞きしたばかりだったのでびっくり。Googleの営業本部長時代にお世話になりました。Googleを辞められて、完全に悠々自適な生活をされるものとばかり思っていたのが恥ずかしいです！

シニア×若者。ライフネット生命しかり、この起業スタイルがもっと普及すると、シニアの活躍の場がまたひとつ増えることになるかもしれない。

「スタートアップ界隈になじみが深かったグーグルの同僚、久米雅人とともにビートラストを立ち上げました。彼は若くて元気だったので、感性を学びたいというのもありました」

面白いサービスですね！
最近は名刺管理ツールなどで自身のスキルをタグ付けできるサービスは多いですが、このサービスは社内人材のスキルを可視化する試み。
大企業であれば社内の人材を活用することでも様々なシナジーを起こせそうです。
弊社が提供するバーチャルオフィスでも「拠点間の交流を楽にして情報共有をスムーズにしたい」というニーズがあり、相性が良さそうとも感じました。