動画配信サービス「CNN+」、開始から1カ月で終了へ
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新聞が紙からWEBへの移行に苦しんでいるように、放送も、地上波からウェブへ、ケーブルからウェブへの移行に苦しんでいます。
三大ネットワークは、スマートフォンやPCで番組を見ることのできるサービスを付加価値をつけてローンチし、有料のサービスにして顧客を囲い込もうとしています。
CNNもCNN+で同じ路線をねらったのですが、最初の会員数が2万といった単位で、一カ月もしないうちにクローズしたということです。
しかし、この波をどう乗り越えるかが、生き残りの鍵なので、いずれ違う形でウェブの有料サービスにのりだしてくると思います。
日本の民放で、それをやっているのは、テレビ朝日のアベマですが、無料モデルで始めたために、有料のオプションをつくっても、なかなか会員数が増えず、年間200億円単位の赤字となっています。
日本テレビはHuluを買収し、日本での経営権を握り、有料サブスクモデルで200万人を越える会員数をかぞえ、地上波の広告のおちこみをカバーしています。
注目のコメント
撤退するなら早いに越したことはありません。とりわけ新規事業は、担当者の覚悟と情熱が何より必要です。それがないとなれば、とっととやめるべきです。圧倒的な物量差かあるロシア軍の苦戦をみても、戦いに「士気」がどれほど重要かがよくわかります。
今回のニュースを聞いて想起したのは、「ザ・デイリー(The Daily)」のことでした。あのマードックが鳴り物入りで始めた2011年2月創刊の世界初のタブレット専用日刊紙です。デザインも素晴らしく、操作性も抜群で、私はこれを見た時、「新時代のメディアだ」と衝撃を受けました、しかし、2012年12月15日に廃刊になり、再び衝撃を受けました。紙の設計思想でデジタルをつくったのが敗因だと今になって思いますが、新しいメディアをつくるのはかくも難しいのです。経営母体が変わったことによる方針転換ですが、このスピードが日本企業はマネができませんね。そもそもこれで米メディア界は、1位ディズニー、2位ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの2強が牛耳ることに。規模のメリットは今後出てくるでしょう。日本もこんな風にならないですかね。がちがちの規制で無理ですかね。