東大総長「700社の起業家輩出」宣言に、現役東大生が思うこと
コメント
選択しているユーザー
自分自身は起業と無縁の人生を歩んでいますが、起業家への取材を重ねていると、彼らの人生には漏れなくHARD THINGSが存在することに気が付きます。それゆえ、起業に対するハードルが高いことは、仕方がないことだとも思います。
とはいえ、彼らのような精神を持つことは非常に重要だとも思います。
スタンフォード大学のティナ・シーリングは、たとえ起業家ではなくても、「起業家精神」を持つことが重要であることを説明していました。
Endeavor創業者のリンダ・ロッテンバーグは「地域社会をよくするプロジェクトも、自宅の地下室でつくった手芸品を売り出すことも、家族経営の店を近代化する試みも、企業内で新事業を提案する動きも、すべて起業家精神である」と話します。
起業家精神を発揮するために必要なのは、個人の胆力ではなく、失敗に「ナイストライ」と声をかけられる社会のはずです。記者はそんな社会をつくる一翼を担う職業だと自負していますし、そこに貢献することこそが、私自身の起業家精神を発揮するということではないかと思います。
注目のコメント
「今年の東大の入学式の総長祝辞、起業の話がほとんどだった」
そんな声を聞いて、僕自身が東大生ということもあり興味を惹かれました。
大学発スタートアップの数は東大が最も多いというデータが示すように、東大が起業家の育成に力を入れていることは間違いないでしょう。
では、学生側は起業についてどのようなイメージを持っているのか。周りの東大生複数名にヒアリングして、率直な意見を集めてみました。
すると、大学側の取り組みとは相反して、学生は起業に対して積極的ではないという傾向が見られました。その理由も含めて取り上げてみました。
起業に限らず、何か新しい挑戦をしようと考えている方に是非読んでいただきたいです。コンピューターサイエンスや応用科学など起業に近い分野を志す学生は起業をイメージしやすいと思いますが、すぐにビジネスに結びつかないような基礎研究の研究者を志している学生も多いはず
そういう学生がどう感じたかは聞いてみたいですね話題となった起業の話が中心だった東大総長の入学式祝辞。一般的に保守的と言われる東大生はどう受け止めたのか? 現役東大生インターン記者に、取材してもらいました。
全文は載せられませんでしたが、私の友達の東大大学院生もこんな風に回答してくれました。
「最近、周りの東大生がたくさん起業し始め、かなり起業が身近になってきている身としては、時宜に適った式辞だと感じた。ここまで力を入れて整えてきた支援体制を、学生にフル活用してもらえなかったらもったいないという気持ちもあるのだろう。ただ、大学が大学発ベンチャーを支援している文脈を全く知らない新入生がこのスピーチを聞いて、怪訝な顔を浮かべるのではないかとも思う(そこには資金源としての大学発ベンチャーの活用の必要性や、「世の中の役に立て」という政治からの要請など、必ずしも学生を思ってというだけではない理由がある)。自分自身、1年生の時、当時の五神総長との対話イベントで誰も彼も起業せよみたいな論調はおかしい、と反論したことを懐かしく思い出した。あくまで選択肢として起業が容易になってきたと受け止める必要があるだろう」