中途採用が全体の3割超に 22年度、即戦力重視強まる
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まだ3割。またIT人材に関していえば半数以上がベンダーに入っていくのが現実です。即戦力を求める企業側の声は理解できますが、即戦力を発揮できる環境が整備できているかという点ではまだまだでしょう。ジョブディスクリプション自体、採用プロセス、そしてなによりもオンボーディング。年に数名であればひたすらOJTでカバーできていたかもしれませんが、多くを受け入れるようになると体系化された仕組みが必要です。社内人材のリスキリングを含めて適所適材のやり方にシフトしていくときですね。
中途採用が増えてきたり、日本国内だけでは足らないIT人材を海外のエンジニア採用でカバーすることを始める中で、今後益々各社の多様性への向き合い方が真に問われてくると思います。
生え抜きで会社の文化ややり方が染み付いてきた人ばかりではなく、色々な文化背景や前職のやり方など、多様な考え方を持つ人が集まる中で、いかにしてそういった多様性を最大限活かしつつ、会社のミッションビジョンバリューを大切にして目標達成を一致団結して出来るのか、というバランスが求められているかと。
リスク要因としてはコロナや政治情勢が記事ではあげられていましたが、それと同じくらいこの多様性マネジメント(マネジメントという言葉は非常に違和感がありますが)が出来るか、もしくはそれか出来ずに組織崩壊してしまうのかといった内部的なリスクも全ての企業が持っていると認識した方がいいのではないでしょうか。新卒採用だけでどうにかできる状況でもないので必然的な流れですね。
中途採用は単なる頭数合わせではありません。何をしてもらうためにどのような人を採用するのか、採用後の短期的フォローや中長期的な活用策など、いろいろとそろえなければ、力を存分に発揮してもらうことはできません。
中途採用の活性化とともに人事が対抗できているのか、よくよく見極めたいです。