【為末大】もう一歩成長したい人へ、5つの限界突破法
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「期待値を理解し、マネージする」に、とても共感します。特に仕事においては、毎日数回も大小様々な期待値が待っています。例えば、日々のミーティング一つにとっても、自分が参加者から期待されている「成果物」です。
ありがちなのは、準備不足だと自分では気づいていながら、どうにかやり通せるかと思ってしまう過信です。おおよそは、このケースでは、結果的に上司から準備不足なことを指摘される。こういった場合、「準備不足ですが、ここまでなら話せます」と、事前に上司に伝えると、上司の期待値を下げることに成功し、状況を好転させることができます。もしくは、日程変更を打診する。意外とこういった交渉はしてはいけないと思い込んでいる方も多いです。
さらに、上司のみならず同僚、部下といった360度にいる相手の期待値の把握と調整は、毎日数回もやらねばならないのが現実です。そして、部下のみならず、上司も部下からの期待値を理解することで、自分の伸びしろにも気づき、ギャップを埋めることが出来ます。
期待値とは見えないものだからこそ、やっかい。だからこそ、自ら見える化をすることで、成長につながり楽しい仕事への第一歩ですね。経済/ビジネス用語で、サンクコスト(埋没費用)というワードがあります。
過去に使ってしまい、取り戻すことができない時間とお金のことです。人間は、「ここまでやってきたのだから、今さらあきらめたくない」と、サンクコストにとらわれてしまう習性があります。
この単語を初めて知ったのは為末さんの書籍でした。思えば、自身の学生時代の部活動でも、サンクコストに拘泥していたなと、耳が痛かったことを憶えています(本を読んでいたので、痛いのは目かもしれませんが笑)。
スポーツは、その後の人生で学びをもたらしてくれます。京都の名物経営者、堀場製作所の堀場厚会長も、スポーツによって、「とんでもない才能を持つ人には勝てないと思った経験」がその後に生きているそうです。
失敗は財産と言いますが、若手ビジネスパーソンも、学生時代の失敗という財産を持っているはずです。中でも、スランプの経験、悪いフォームのクセが付いてしまった経験、周囲にとんでもない才能を持っている人を見た、そうした「自分の限界を感じた」経験こそが人生の財産です。
そこで、走る哲人の為末大さんに聞く、「新鮮なようで納得」、限界突破への5つの学びを紹介します。