「日の丸半導体」の現在地と未来が分かる。世界を「中毒化」させる戦略に活路を見よ
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注目のコメント
話題になった湯之上隆さんの国会での発言でも、最終製品はオワコンながらも原材料、製造装置では日本企業は高いシェアを持っていると紹介されていました。
日本の問題は今ある強みを守り伸ばすことに関心はなく、勝ち目のない無理筋に思えるところを欲しがっている点なんでしょう。日米半導体協定によって日本のDRAMは大打撃を受けたのですが、その結果としてアメリカのDRAM産業が大規模に伸びた訳ではなく、メモリに見切りをつけてロジックに舵を切ったインテルが大きく成長したという事実が面白いと思います。
筆者もコメントされている通り何らかの制裁・規制によって自国の半導体産業を保護することは難しく、各企業の変革が重要だと思います。「世界を『中毒』にせよ」というのは、日の丸半導体を作って、日の丸半導体の中毒にする、という話ではなく、経済安全保障における「戦略的不可欠性」の説明。このインタビューは2月に行われたので、最近の「中毒」騒ぎとは無関係。