2022/4/21

【月面ビジネス】本命スタートアップが描く未来

NewsPicks 記者
世界初の民間企業による月面着陸は、日本のスタートアップが手掛けることになるかもしれない。
一番乗りに挑むのは、日本の宇宙企業でも草分け的存在のispace(アイスペース)だ。
アイスペースが進める月面探査プログラム「HAKUTO-R(ハクトアール)」は、独自開発の月着陸船(ランダー)と月面探査車(ローバー)で、2回のミッションを計画している。
今年1月、ミッション1としてランダーを年末頃に米国から打ち上げると発表した。
2024年にはミッション2でローバーも搭載し、月の資源探査に乗り出す。
いずれもイーロン・マスク氏の宇宙企業、スペースXのファルコン9ロケットで打ち上げる予定だ。
ランダーは、米国のアストロボティック・テクノロジー社やインテュイティブ・マシーンズ社も開発を進めており、民間初の月着陸を狙っている。
「月面リバイバル」後編では、アイスペースが描く月面ビジネスの未来像について、袴田武史・最高経営責任者(CEO)に語ってもらった。
INDEX
  • アポロの知見を活用
  • 月のデータ、売ります
  • 民間が主役になるべき理由
  • まずは輸送サービスで黒字化を
  • 月ー地球経済圏のリーダーに