【月面ビジネス】本命スタートアップが描く未来
- アポロの知見を活用
- 月のデータ、売ります
- 民間が主役になるべき理由
- まずは輸送サービスで黒字化を
- 月ー地球経済圏のリーダーに
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4歳の長女はなぜか月が大好きで、ドライブ中でも散歩中でも、青空に浮かぶ白い月を見つけて「お月様いるよ!」と教えてくれます。
この子が大人になる頃には、月に旅行できる時代になっているのだろうかと、ふと考えることがあります。
JAXAが13年ぶりに行った宇宙飛行士候補者の募集に4000人超が応募したと、最近ニュースになっていました。選ばれた飛行士は月に降り立つ可能性もあります。
今回取材した宇宙スタートアップのispaceは、2040年代には1000人が月に住み、年間1万人が訪れる未来を構想しています。ただ、創業者でCEOの袴田武史さんによると、20年後でも、料金的に旅行できる人は限られるだろうとのこと。
月旅行は孫の代まで待たなければいけないかもしれません。生きているうちに一度は、夜空に浮かぶ地球を、月面から眺めてみたいと思っています。
<2022/4/22追記>
月には本当に水があるのか?
月の水についてはご関心も高いと思いますので、補足で説明させていただきます。
月に水があるかどうかは、実際に行ってみなければわかりません。
記事中にも登場した探査機「ルナ・プロスペクター」を含め、これまでさまざまな探査機や人工衛星によって、月の水の研究が進められています。
有力なのは、太陽光の当たらない北極や南極に「氷」の状態で存在しているとされる水です。
近年は、北極や南極以外でも水分子があることがわかりました。NASAは2020年、太陽光の当たる場所でも、鉱物に取り込まれた水分子がわずかに存在していたと、科学誌Nature Astronomyで発表しました。研究チームによると、見つかった水の量は「サハラ砂漠にある水の100分の1程度」でした。
さて、実際の探査は、北極や南極にあるとされている「氷」が主なターゲットになります。ただ、こちらも行ってみなければわかりません。
果たして行く価値はあるのでしょうか?
もちろん、月に行く理由は水だけではないでしょう。生活圏、宇宙探査の拠点として可能性があると思うし、私個人としては、こうした活動を応援したいと思います。
最後に、世界的に有名な起業家の言葉を引用させていただきます。
やってみなはれ。やらなわからしまへんで。
月に水なんてほとんどないですよ、本当にそれが理由なんですか?人類は月に何度も行っていますが、微量の水分子が発見されたのは数年以内の話で、それも極少量が岩の中に。NASAのサイトにも「月はサハラ砂漠より100倍乾いている」(https://moon.nasa.gov/news/155/theres-water-on-the-moon/ “The Moon is really dry. As a comparison, the Sahara Desert has 100 times the amount of water than what the SOFIA mission detected in the lunar soil.”) とあります。そんなところに何百億もかけて水を取りに行くなら、まずサハラ砂漠に行ってみたほうがいいのでは?
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