アートと経済社会
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「アートと経済社会」を説くなら、「NFT」は切っても切り離せないでしょう。2025年までにNFT市場は確実に世界のアート市場約7兆円を抜き、今後もブロックチェーン市場の高まりと一緒に成長を続けることと思います。
一方、既存の欧米型アートエコシステムに限界を感じる作家も少なくなく、特にこれから活躍を目指す日本人アーティストにとって、「下りのエスカレーター」で勝負をすることは大変厳しいです。
日本の政策としては、欧米アート市場のように国内でも「現代アート」を振興させよう!という言説も分かるのですが、価値向上に資するギャラリストや美術館、オークションハウスなどのパワーが日本単体では弱すぎます。一からこのエコシステムを作り上げるよりも、NFTのような世界同時でスタートを切った技術で優位性を築き、その結果フィジカルな日本のアーティストにも目が当たるような産業構造はどうでしょうか。
本気で日本のアーティストには素晴らしい方々が多くいると思っていますが、環境が全ての成長ポテンシャルを打ち消してしまいます。税制と産業エコシステムは短期的に変えられるものでもないでしょう。
まずはNFTを切り口とした、「弱者の戦略」でアジアの中で日本のアート/IP市場を位置付けていくのはいかがでしょうか。
注目のコメント
地方移住して二年目になりますが、地方には美意識が必要だと日々感じています。
地方では色々な自然資源が当たり前にありすぎて(そして自分たちの所有物のように感じてしまったり)、この自然の美しさに共鳴して心から大切にする思いを持った人がいない限り、どんどん自然破壊も止まらないのではないかと感じます。
また地方の賃金は高くなく平均所得も東京より低い中で、安かろう悪かろうなものを大型スーパーで購入するのが日常になると、地方にまだある文化的なものや伝統を自分たちの生活に取り入れていこうという意識を持つ人も限られてしまうかと。
本記事ではアートが地方経済にもたらす可能性について語られているものでその通りだろうと素人ながら思いますが、同時に私はアートが経済的恩恵という形にすぐに置き換わらなかったとしても、美意識があるアーティストの方々が地方にもっと住むことを通じて地方の「良いところ」がもっと着目され、そして次世代にまで残っていくきっかけになるのではないかと思っています。アートに着目した解説記事になってますが、この創造性サイクルの本質は、アート「も」デザイン「も」テクノロジー「も」サイエンス「も」大事というもの。それらが循環するよと。
むかし、このテーマのnoteを書いたので、ご参考まで。
『理系・文系、左脳・右脳を超えた創造性〜STAD(サイエンス・テクノロジー・アート・デザイン)』 https://note.com/ray_30cm_ns/n/n1248668d4249