【秘密】日韓ユニコーン28社公開、なぜ「韓流」が強いのか。
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韓国のスタートアップが勢いに乗っています。
面白いのは、日本と韓国のユニコーンになんとなく「得意分野」があることです。
そして、政府の支援という点もとても面白く日本と似通っています。
岸田総理は2022年1月「スタートアップの創出」を大きな柱に据え、
先日、経団連も5年後に創出するユニコーン企業数を100社目指す提言を政府にしたばかりです。
韓国は朴槿恵大統領の時から、本格的なスタートアップの創出をやり、次の文在寅大統領もその路線を引き継いでいます。
政府が財閥を育てたのと同じように、スタートアップが死の谷を超えるところで大きく資金、必要なリソースを投入しています。
韓国はこの育成モデルをイスラエルに学びました。そして、その成果は絵に描いた餅にならずしっかり成果が出せている。
政府のこのモデルは、アメリカのシリコンバレーを学ぶにはハードルが高すぎるけど、その前に大いに日本が参考にできるのではないかと感じています。
そして、アメリカに渡ってきた創業者たちからは「小さい国内だけで終わってなんぼのものよ」という気迫を感じます。
どちらの数が勝った負けたということでなく、互いにいい刺激を与え合って、日韓から多くのユニコーンが生まれることを願います。韓国スタートアップがなぜ日本より強いのか。その疑問はもう5年以上も前になりますが、本コラムにも登場する、ソウルからほど近い板橋(パンギョ)テクノバレーへ行ったときにその謎は一瞬で溶けた思いがしました。
アメリカのシリコンバレーを生まれたはじめて見たときもひっくり返りそうに驚きましたが、パンギョはまさにミニ・シリコンバレーと表現するにピッタリで我々が知っている韓国スタートアップの本社ビルが幹線道路の両脇にびっしり立ち並んでいました。
昔は田んぼと畑しかなかった田舎町が華やかなスタートアップの集積地に様変わりし、居住用マンションも雨後の筍のように建設され、当時から不動産価格の高騰が言われていました。
あの街を見たときに韓国の「本気」を感じました。NewsPicksならでは、流石の洪さんの、リアルな韓国スタートアップ事情を描く取材クオリティ。
一方で政府の力がスタートアップ「育成」に繋がっているかの因果関係については、本稿に限らず一般論として検証が必要と見ました。
例えば、首位ユニコーンのToss(社名で書いてあるがこのサービス名で認知されている)の主要投資家はBessemerやクライナパーキンスら米国上位VCであり、他ユニコーンもセコイア、DST、ベイン、ゴールドマンサックスなどグローバルユニコーンの常連リーグテーブルの名が並んでいる。彼らは当たり前だが純粋にリターン期待で投資している。そのリターン源泉が政府支援によってもたらされたのだろうか。
韓国に限らずこの数年短期で、アフリカも南米も北欧も地球上あらゆる場所でスタートアップの資金調達は急膨張した。
一方で(アメリカ以外の)各国政府はこぞってスタートアップ、スタートアップとプロモーションに躍起である。しかしだからといって両者の因果関係は誰も解き明かしていない。
ところが過剰流動性と半導体の処理速度のべき乗進化は見事に相関している。