【核心】「はじめてのおつかい」の世界ヒット、本当の理由
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これは別の特集の韓国と比較するとよさそう。韓国が世界で売れるものから逆算して作品を作るのに対し、日本は市場がそれなりにあることもありガラパゴス的に作る。ただ、実はそのガラパゴス的なところが世界から見ると面白いという逆説。少しずつ変わってきてはいるのでしょうが、こうした強みを生かすためにも日本のエンタメ界も世界的なマーケティングができる人材が必要であることを示しているように感じました。
シンガポールのINSEADにいる韓国人の先生が「ほとんどの国の料理は韓国に来ると韓国化されてしまうが、日本食だけは残っている」と言っていたことを思い出しました。はじめてのおつかいは日本にいたころに大好きだった番組の一つであったため、ネットフリックスで見れると聞いた途端にすぐさま開き、課題なんかをそっちのけにして3日くらいで全てのエピソードを見てしまいました。
そして、これは既にTwitterなどでも意見に上がっている内容ではありますが、やはり日本の2歳や3歳の子供が一人で歩いても何も問題もなく(途中で転んでしまったり、頼まれたおつかいの商品を忘れて帰ってくることはありますが)家を出て、戻ってくるという日本人からしたら普通のことに対しての驚きもかなりあるようで、最初にアメリカ人のルームメイトに見せたときは、カメラに写っていないだけで後ろに家族なんかがいるのだと勘違いしていたようで、「よく家族がいる後ろを振り向かずに行けるね」と言われ、「いや、家族はついてきていないよ」と言うともの凄く驚いていました。
治安以外にもそもそもの都市構造の点などから語られたネット上の記事なんかもありますが、子供が一人で家を出て、何事もなかったかのように帰ってこれる、というその環境こそが本当に特異なのだな、と感じました。