“性暴力”裁判 被害女性が語った15分のことば
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性暴力被害の心身への影響。
性暴力被害はさまざまな身体的不調とともに、精神的な影響は深刻です。うつ病や不安障害、アルコール依存症、自傷行為、自死企図のリスクを2.5倍程度高めると言われています。
未来への影響も大きい。特に男性の方に読んでいただきたい記事です。性暴力の加害者はほとんど男性であることもあり性暴力の話題を目にする度に、自分の性自認が男性であることにすら嫌悪感を感じるほど拒絶に似た怒りを感じてきました。どこか男性全体が批判されているような気にさせられていたこともあると思います。
そよかさん(被害女性)の言葉はとても冷静で、被害者本人とは信じられないくらいに真っ直ぐと加害者のみならず社会を批判されています。もちろん自分にだって誰かを傷つけてしまう危険性があることは自覚していますが、それでも明確に自身と区別して加害者に対する生理的な嫌悪を素直に感じていいのだと思わせてくれました。
とても勇気のいる発信だったと思います。性暴力の問題について、初めて自身の性自認の文脈を忘れさせてくれて、社会の問題だと思わせてくれたことに深い感謝を示したいです。「人間の尊厳」について考えさせられます。
日本で育った我々は基本的人権を一応習ってはいますが、道徳観はもっと伝統的な遵法意識や規律意識に根ざしている気がします。
子どもとのやり取りで、「どうして○○してはいけないの?」→「犯罪だからだよ」「バチが当たるからだよ」「お天道様が見てるからだよ」みたいなことってあるのではないでしょうか。
世界一安全な日本でも、まだまだイジメや痴漢やセクハラやパワハラやネットの誹謗中傷など、「人間の尊厳」が踏みにじられているケースを見聞きします。
こういうのがもっと減って、日本がさらに誇らしい国になるように、「人間の尊厳」を道徳のベースにしたいものです。