海の炭素吸収「ブルーカーボン」、Jパワーなど参入
日本経済新聞
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海水に溶け込んでいるCO2の回収技術については、大気からの回収(DAC:Direct Air Capture)と比較して議論が少ないように感じています。
大気と海は平衡状態にあるため、海水から回収した分、大気中のCO2は海水中に溶け込み除去可能です。(=クレジット化可能では)
海水は単位体積当たりで、大気の約150倍もの二酸化炭素を保持しているといわれており、DACと比較して回収効率を上げられる余地があるではないかと考えています。
海水からのCO2回収技術の先行研究としては以下の論文
https://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/acssuschemeng.0c08561海草や海藻の群衆を維持できる環境が環境変化で減ってしまっている悲しい事実はあります。
それに伴って、日本列島周りの海草や海藻による炭素固定の総量が減っていることも予想できます。
ただ、その総量を試算できる仕組みがまだまだ未熟(データとして取り始めたのが最近)。
海草や海藻が朽ちればもちろん炭素は分解の過程を得て海中や大気に放出されるけれど、また生える環境が残っていれば固定される。物質の固定と放出は常に起こっていることを頭に入れて、そのバランスの維持が何によって崩れ始めているのか考えないといけませんね。藻類は死んだら酸化されてまたCO2に戻ってしまうのでは?
海でも陸でも植物を育てて吸収したCO2を、そのあとどう固定するかが問題。
海の広さを考えたら、人間がプラントでやる規模では地球環境への影響はほぼなさそうです。
クレジット枠とかただのまやかしに思えます。
お金を回す口実に思えてならない。