【新図解】日本が韓国に抜かれたこと、抜かれてないこと
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先進国いち格差が激しく、したがって社会も政治も不安定で不機嫌な韓国をお手本のように論じる事は危険だろう。少なくとも私は日本がそのような国になって欲しくはない。
要するに韓国の経済的な躍進の理由は財閥特化型グローバル化、それに尽きる。その結果人口もGDPも日本の半分以下の国のそれぞれトップであるサムソンはトヨタを時価総額で1.5倍の差で抜き去り、ヒュンダイは世界でホンダよりたくさん車を売っている。が、一方で「財閥以外の韓国」が悲惨な事は映画等で知られた話だ。
それもあり政治と財閥の癒着も激しく歴代大統領の退任後の末路はご存知の通りであるし最大財閥トップの手には御縄がまわる、そんなことを繰り返している。ようは市井の人々がそのような事（とその一方で浮かばれない自らの境遇）を許せないのだ。
シンガポールのインターナショナルスクールには日本人より韓国人のほうが多いがその親御さんはほぼ財閥系勤務または母子留学組である。（とても洗練された人間的に素晴らしい人達ばかりだ）
ABK、アメリカンボーンコリアンは日本人のそれよりも圧倒的に多い、一方でアジア各国のホテルの朝食会場は韓国人だらけだがそれは財閥系勤務（コロナ前）。
ちなみに都市の一極集中度が世界で最も高い国も韓国である。ソウル首都圏に国の人口の実に半分以上が密集している。東京の一極集中がやたらと取り沙汰されるがせいぜい10%、周辺3県足しても3割そこそことは、次元が異なる。これまた韓国の生き辛さの原因となっている。韓国と比較すると確かにわかりやすいですが、実質は日本の一人負けといったほうがいいように思います。私も帰国していつの間にか12年、「いい国」すぎて変わるインセンティブがないとずっと感じていました。せっかく（？）コロナであぶり出された利権や意味のない規制の問題が官民挙げて解決の方向に向かえばいいと思いますが…
GDP、というのは、1990年までの日本もそうだったし、今の韓国も中国もそうですが、不動産価格が高騰すれば増えるし、バブルが崩壊すれば減ります。
人口ボーナスにともなう通貨供給と消費の増大で、人口が増え続ける間は、不動産価格は上がります。
日本のGDPのピークは2012年、韓国のGDPのピークは2018年でした。
日本と韓国を比べるのはドングリの背比べで、所詮、両国とも、米国と中国の経済が安定的に成長するから、GDPを増やしてきた国です。
米国と中国の両方か片方、少なくとも中国は人口ボーナスが過ぎて、成長率は鈍化していくので、大局を左右するのはそれです。
日本と韓国がどちらかが優れているから今後も伸びる、ということはなく、どちらともピークはもう過ぎていて、中国経済次第で、急速に産業が衰退していきます。円もウォンも、2022年になってから継続してドルに対して下がり続けています。
