【悟り】「本当の人生」を始めるために必要なこと
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何事にも動じないことは、生きていく上で大切な要素だと共感すると同時に、多くの苦い経験を経てやっとこの境地に辿りつけるものかと思います。「想定外なことが起きるのも想定内」と思えば、気持ちが楽になるもの。
自然の中に身を置くと、様々な生き物が懸命に生きていて、自分が地球の中でどれだけ小さいか、この地球で食べることもままならず、家もなく苦しんでいる人がどれだけ多くいるのかと気づくと、自分の悩みがいかに小さいことか気づかされるもの。不意打ちに起きる事象でも、後々になると、あれが起きたから今があると感謝出来ますし、不意打ちな出来事こそ、様々な新たな気づきを与えてくれるもの。
何事にも動じないことは、自分を縛っていた感情という見えないロープを手放すことであり、手放すことでより自由に生きる術ですね。何事も受けとめて、逃げずに立ち向かうこと。
これが、幸せの本質ですし、この記事でいっていることとピッタリあてはまります。
これは古代には宗教家が説いてきたわけですが、現代では、心理学者や組織行動学者が、データから明らかにしています。「心の資本」と呼ばれているHEROの4要素(Hope/Efficacy/Resilience/Optimism)は、まさにこのことをいっています。
さらに、人生には、困難や試練がさけられません。困難や試練の大きな原因が、人間関係です。人間関係の問題は、相手と共感や共通理解ができて当たり前、と思うことから始まります。常に人は異なるものだからです。
その人との違いから逃げずに、安易に相手にそのギャップを埋める責任を負わせない。そして、自ら責任を引き受けることこそ、生きることの本質です。
これらは、現代のコミュニケーション研究の結果でもあります。
既に、我々は、過去の賢人の経験から学べ、そして、現代の学問的な知識から学べます。それは互いに重なり合っています。
この知見を生かさない手はないと思います。人気漫画の呪術廻戦では、五条悟というキャラが新たな能力に開眼し、恍惚状態で「天上天下、唯我独尊」とつぶやく、仏教の「悟り」を思わせるシーンがあります。
日本では、奈良時代の「神仏習合」によって神道の神々と仏教が融合する独特の世界観が生まれ、それが呪術廻戦のモチーフにもなっています。
そのため、仏教の悟りには、「超能力が得られる」といった超常現象のようなイメージが強くあります。
しかし、「それは本来のものではない」と『超訳 ニーチェの言葉』で知られる作家の白取春彦氏は主張します。
では、本当の悟りとは何なのでしょうか。白取氏に「悟りの本質」や仏教に学ぶ「何事にも動じない生き方」を紹介してもらいます。