国内金融大手 脱炭素対応を加速 石炭採掘にも融資しない方針
NHKニュース
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注目のコメント
石炭火力向け2040年末融資残高ゼロは既に各社TCFDレポートで明記されており、新しい情報ではありません。この報道の肝は「石炭採掘」であり、MUFGとSMFGは「山頂除去採掘方式」による石炭採掘向けを行わない方針を改め、全てを除外対象にしたものです(みずほはTCFDレポで全面停止を宣言済み)。
これ自体は新しい情報ではないです。
なお、こちらは単なる情報提供で恐縮ですが、昨年、国際NGOやシンクタンクによって「日本の3メガバンク・グループが石炭産業への融資世界トップ3を占める」とした報告が公表されました(ちなみに総額のトップは中国の金融機関)1。
他方、昨年のグラスゴーCOP26以降、金融業界のイニシアチブはいっそう加速してます(例えばグラスゴー・ファイナンシャル・アライアンス・フォー・ネットゼロ(GFANZ)の設立など)2。皆様ご指摘の不安がある一方、日経金融企業が肩身狭くなってきてるのも疑えず、どうなるんだろうと思って見てます。
1
https://www.kikonet.org/info/press-release/2021-02-25/GCEL-finance-report-2021
2
https://jp.mobile.reuters.com/article/amp/idJPKBN2C80N7温室効果ガス削減対応が急務な中、石炭火力発電は今までも大きな課題となっていました。2040年度までに融資残高ゼロにすることが十分なスピードなのかは分かりませんが、方向性は正しいと思います。