マイクロソフトCEOサティア・ナデラ「メタバースはゲームだけではなく、働く環境を変える」
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メタバース上で働くことは、その可能性を語るときによく用いられますが、メタバースの本質である多様性の受け入れが前提になっていないものも多く、まだ道のりは遠いなと感じます。3D空間で働けて便利、というだけでは不十分で(というか便利さ、UIでいうと2D空間の方が良い)、自由な姿形、自由な声色、自由な名前、自由な性別、自由な種族で生きる。その生活圏、経済圏、文化圏の社会の中で働く、ということにフォーカスする必要があります。
アバターワークだ!と言っといて『男性社員はスーツで出社して、アバターも人間の男性のスーツ姿とし、アバターの髪型は清潔感のあるものとする』だと意味ないです(ちなみにこれ実話です)。
地理的、身体的な障壁を撤廃できるメリットを享受するには、企業側に多様性を受け入れる土壌が必要となります。今後、規律と多様性のコンフリクトをどのように解決していくかが、ヘッドマウントディスプレイの軽量化やテクノロジー以上に重要になってきます。Microsoft CEOナデラの発言は正しい。メタバースはゲームと密接に繋がってる。つまりゲームを制するものがメタバースを制する。
メタバースで起きることを考えてみましょう。メタバースとは、本質的にはゲームを作ることです。物理エンジンの中に人、場、物を配置し、物理エンジンの中のすべての人や物をすべて関連させます。
近い将来、あなたと私はアバターやホログラムなどを通じてともに会議室に座り、サラウンドオーディオ環境で会うことになるでしょう。こういうことをずっとやってきたものこそが、ゲームなんです。
つまり、メタバースのためのシステムを構築するアプローチは、本質的にはゲームを民主的に作るようなものです。何らかの空間を構築したい人にそれを提供し、そこにデジタル化された人、場、物が、身体的な存在感を持って登場します。そして、それらを互いに関連させるのです。