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例えば、ライバル企業を叩きのめすために血道を上げるなど、本来やるべき市場を創造して社会に貢献することとは、あまり関係がないことのために身を粉にして働く...
これは、日本企業ではよくあることではないかと思っているのです。
「この会社に貢献する」が、限られたパイ(成長が止まった成熟市場)でライバル企業から少しでもシェアを増やすことに熱意が向けられ、顧客に新たな価値を届けてパイそのものを大きくする発想を乏しくしている一因ではないか。そう思うこともあります。
つまり、会社に貢献することを「破棄」し、社会やお客さんに貢献する、または会社よりもそこに所属するメンバーに貢献する、といった発想に切り替えることで、世界的にも伸び悩んでいるGDPの再成長に少しばかり寄与するのではないかと思っています。
以上の問題意識の下、「企業とは何か」について、問い直してみたいと思います。
だから顧客の顔がリアルに想像できないような仕事はやめてしまおうと常々言ってます。
新しい「カイシャとの付き合い方」の決定版とも言える特集がスタートします。
事業売却件数が過去最高を更新。
それも以前のように、にっちもさっちもいかなくなった事業を売るのではなく、黒字のピカピカの状態で売却する。
そもそも、会社の起源はプロジェクト。
ここへきて、会社はプロジェクト型に先祖返りしているのではないか?
会社の歴史や最新事例とともに、
我々は会社とどう付き合うべきかについて考察してゆきます。
ビジネスパーソンはもとより、今春フレッシュスタートを切った新卒社員や
就活生、学生の皆様にも是非お読みいただきたい記事です。
事業を営むに際して最適な環境を整えるのが大事である以上、事業環境に応じて「箱」となる企業の枠組みや株主も変わっていくのも必然。
去年に引き続き、今年の入社式でも「プロフェッショナルであれ」というメッセージを贈ったが、従業員も経営者も、ある領域のプロとして社内外に通用する力を付けるべきだし、そのうえで会社や事業に貢献したいと思う環境を整えるのが重要。道半ばだけれど、努力し続けないと。
事業売却の話から始まっていますが(現在研究中でもあります)、こうした点がそもそも記事になるくらい実は日本企業は圧倒的に少ないし、多くの場合too lateです。
ようやくその問題が正常化されつつあるように見えます。
ここから、企業で働く人は自分で自分の道を切り開く必要が出てくるでしょう。
実際に人が集まればそこには文化ができ、人の集まりには意思ができるし、立ち上げの理念がしっかり残っていればなおさら。そういう実態のないものに囚われすぎている人が多いのでそれを解放したいという意図は理解しますが。。
一方で、多くの人はこの考え方に着いていけるのか。それとも「一部に人」が変わるだけでも日本が変わるのか。多分後者なんでしょうね。
アメリカでも会社に帰属している人は多いとは思いますので。
>企業よりも、どの事業に所属するかを重視する「就業」マインドであれば、事業売却は、成長のチャンスだと捉えられるだろう。
とすれば企業の価値の中心に「理念・DNA」があり、継承されていくものという説明も腑に落ちますね。
書かれている通りヒトは入れ替わる対象です。ただ理念とDNAはヒトが継承していくものなので、そこへの共感は必須であり、それさえあればジョブ型でもメンバーシップ型でも、ヒトも組織も時代に合わせて適応していくだけの事だと思います。
これまで複数の企業で働き、会社も創る機会に恵まれ、組織とは?会社とは?とあれこれ考えてきた個人の体験から思う事です。
結局は核となる理念が存在して、そこに集うヒトに浸透しているかどうかがその組織の価値に繋がるんだと思ってます。