「富裕層の4分の1が年収500万以下」の謎
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株式・不動産に投資しないで富裕層になった人は殆どいないといっていいでしょう。これがピケティの言う「r > g」です。この数十年続いてきたディスインフレ下での相場上昇に支えられてきただけとの謙虚な認識も重要です。
本文中、気になった部分がありました。
「資産額1億円以上のうち、4人に1人は年収500万円以下の会社員」
と書かれていますが、
「資産額1億円以上のうち、4人に1人は年収500万円以下の高齢者・会社員」
ではないでしょうか。
そして、資産額1億円超が実現する条件として、
「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう投資を通じて資産形成に励めば」
と書かれていますが、
「現役時代にお金のために働いて、しっかり貯蓄しておけば」
ではないでしょうか。謎でも何でもありません。
本当の富裕層は親等から引き継いだストック(資産)がある方です。その方々の興味は金を増やすことではなく、減らさないことです。そして一見すると富裕層に見えなかったりします。
一方。フロー(収入)の多い方は割と派手にお金を使い、自分が金持ちであることを主張する傾向があります。
※ここで言う「資産」とは現金またはすぐ換金できる株式等のことで、不動産は含みません。